起業家のサム・アルトマン氏が主導する暗号通貨ワールドコイン（WLD）は18日時点で、前週比で54.69％の高騰をみせた。WLD価格は16日からの週末にかけて急騰。本稿執筆時のは4.16ドルで取引されており、前日比7.5％増となっている。
WorldCoinアカーシュ・サンギ開発責任者独占インタビュー ：WLDの独特なシステムと日本の独特な市場とのマッチング
Sponsored#Worldcoin is witnessing some interesting on-chain activity!
— Ali (@ali_charts) December 14, 2023
A massive exchange outflow of 3.6 million $WLD has coincided with a spike in whale transactions. This may indicate #WLD whales are gearing up for a big price move. pic.twitter.com/75BIVZCM8l
WLD価格急騰の以前にオンチェーン上で巨額の資金移動がみられていた。急騰に先立ってBeInCrypto最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏は14日、オンチェーン活動における初期の異常を指摘。「360万WLDに及ぶ取引所からの引き出しが、取引の急増と重なった。これは、WLDの大口投資家（クジラ）が大きな値動きに備えているかもしれない」と述べた。
FOMOonchainの同日のツイートによれば、Amber Capitalが104万WLDをOXK上で購入し、引き出されるオンチェーン活動が検知された。同氏は16日にもWLDの大口投資家による活動が検知されたと指摘。AorusGlobalが150万WLDを取引所から引き出したのちに、200万WLDを購入したと検知した。
Worldcoinは13日、「World ID 2.0」へのアップグレードを発表。ディスコード、テレグラム、マインクラフト、Shopify、Reddit、Mercado Libreなど大手プラットフォームとの統合した。World ID 2.0の導入で、ワールドIDの所有者は、対応アプリへのアクセス時、QRコードをスキャンして本人確認が可能に。同アップグレードにより、アプリ内でボットとユーザーを容易に区別できるようになった。こちらも価格上昇トレンドに一因したと見られる
情報筋によれば、ワールドコイン開発関係者は5000万ドルの追加資金調達に向けて投資家と話を詰めているところだ。同プロジェクトは、5月に下落相場の中1億ドルの資金調達を行うとして話題を呼んでいた。
