SBIトレーサビリティは27日、現物資産とデジタル情報の強固な紐付けを可能とするトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA(しめなわ)」を清水清三郎商店に導入した。同社のブロックチェーンとIoT(NFCタグ)の技術融合を形にした日本酒のNFTは世界初。
日本酒を開封すればNFTを受け取れる ― SAKEのロイヤリティ向上に
「SHIMENAWA」は、ブロックチェーン技術を活用して、商品の生産から消費までの過程を追跡することで商品の付加価値を最大化しようとするトレーサビリティ・サービス。
SHIMENAWAではこれまでにも、日本酒や伝統工芸品などに対してトレーサビリティ・サービスを提供してきたが、今回は、現物の日本酒を購入後、開封すると同時に「日本酒ラベルNFTバッジ」が受け取れる機能を実装した。
導入したのは、三重県の老舗蔵元・清水清三郎商店。同商店のブランド銘柄「作(ZAKU)」などに同サービスを採用した。
代表銘柄「作(ZAKU)は、世界で最も権威があるとされているワイン品評会「IWC・SAKE部門」、フランス開催の日本酒コンクール「Kura Master」や、最も歴史の長い日本酒の品評会「全米日本酒歓評会」など、海外のコンクールでも栄誉ある賞を多数獲得している銘酒。
日本酒の輸出額は2022年まで13年連続で過去最高を更新しており、”SAKE”としてののロイヤリティ向上は、日本中の蔵元にとって必須の海外マーケティング手法と言える。

現物資産とNFTを紐づけて顧客ロイヤリティを向上
「SHIMENAWA(しめなわ)」は2023年12月、日本酒を購入・開封した人にだけ特別な画面が表示され、限定(非公開)サイトへの誘導やNFTを受け取れる機能を実装した。これはSBINFTが提供する総合NFT運営支援サービス「SBINFT Mtis」が活用されている。これにより、現物資産とNFTとを強固に紐付けた取組みが可能となり、顧客ロイヤリティ向上のほか、新規顧客層やファンをグローバルに獲得していくことが可能になった。


NFTバッジには、実際に購入した日本酒ボトルにセットされたNFCタグの固有IDや銘柄情報などがメタデータとして記録される。「作(ZAKU)」を購入・飲んだ証としてNFCタグ開封後に「日本酒ラベルNFTバッジ」が受け取れる仕組みだ。
ファンは、どの銘柄を、いつ・どのくらい飲んだかなどの思い出とともに、瀟洒なデザインが施された作のラベルのNFTバッジを、現物をコレクションするかのように、自身のデジタルウォレットにコレクションしていくことになる。
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