XRPは新週入りに際し、直近7日間で6%安と売り圧力が強まっている。テクニカル指標は、今後の取引でさらに値を下げ、2か月ぶりの安値水準を試す可能性を示唆している。
XRPのモメンタムがマイナスに転換
SponsoredXRP/USD日足チャートでは、移動平均収束拡散(MACD)が弱気のクロスオーバーを形成し、新たな下落トレンド入りを示している。
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MACDは価格動向とモメンタムを捉える指標で、MACDラインとシグナルラインのクロスオーバーは売買シグナルとして解釈される。
弱気クロスはMACDラインがシグナルを下抜いた時に発生し、売り圧力強化と上昇モメンタムの減退を示唆する。
XRPでこの形が現れたのは9月8日以来で、市場心理が強気から弱気へと転換した兆候とされる。
この局面はポジション縮小や売り開始のシグナルと見られやすく、下方圧力を強める可能性がある。さらに、XRP価格は20日EMAを割り込み、強気バイアス低下を裏付けている。
Sponsored記事執筆時点で主要移動平均は動的レジスタンスとなり、XRPの上値を2.97ドルで抑制している。
20日EMAは直近20取引日の平均を算出し、新しい値動きを重視する。価格が下回れば短期的売り圧力増大を示唆し、弱気モメンタムを強める可能性がある。
弱気派は2.39ドルを視野、強気派は2.87ドル反発を狙う
XRPの短期見通しは、2.63ドルのサポート維持が焦点。ここを割り込めば、7月以来の安値である2.39ドルが視野に入る。
逆に買い意欲が高まり蓄積が増せば、XRPは2.87ドルを目指す反発が見込まれる。突破に成功すれば、20日EMA上抜けから3.22ドル方向へのラリーへつながる可能性がある。