戻る

XRPに逆風:9月末までに3ドルを取り戻せるか

editor avatar

編集:
Shota Oba

24日 9月 2025年 23:46 JST
Trusted-確かな情報源
  • XRPの価格は9月18日以降7%下落し、短期保有者がポジションを減らし、弱気の勢いが増していることを示している。
  • クジラウォレットが今週9,000万XRPを売却し、大口投資家がポジションを手放す中でさらなる損失への懸念が高まっている。
  • XRPは一目均衡表の下で取引され、$2.93〜$3.04付近に抵抗があり、$2.78が重要なサポートレベルである。
プロモーション

主要コインのXRPは9月18日以降、じり安基調が続き、直近1週間で約7%下落した。

この下押しを受け、月末までに再び3ドル台を回復できるのか、不透明感が強まっている。

Sponsored
Sponsored

XRP、主要保有者の売りで下押し圧力

Glassnodeによると、1〜3か月間コインを保有する短期保有者(STH)は、直近数日で持ち高を着実に縮小しており、価格への下方圧力となっている。

保有期間別に投資家動向を可視化するHODL Waves指標では、9月21日以降、STHの保有比率が明確に低下。本稿執筆時点で、STHは流通供給量の10.72%を保有しており、3日間で5%減少している。

トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:より詳しいインサイトは、編集者ハルシュ・ノタリヤのデイリーニュースレターにご登録ください

XRP HODL Waves.
XRP HODL Waves 出典:Glassnode

この動きは重要だ。STHは流通供給の相応の比率を握り、相場環境に機動的に反応する傾向がある。ゆえに、こうした売りが進む局面では下落が加速しかねず、XRPが近い将来に重要な価格帯を取り戻せるのか、懸念が強まる。

加えて、XRPの大口投資家も今週、徐々に保有を圧縮。Santimentによれば、1000万〜1億トークン保有のクジラは、9月19日以降に9000万XRPを売却した。

Sponsored
Sponsored
XRP Supply Distribution 出典:Santiment

大口の売り出しは、市場心理に悪影響を与えやすい。大規模な分配は短期的な価格安定性への自信低下を示し、個人投資家の追随売りを誘発、さらなる下押し要因となる可能性がある。

XRPは維持か、続落か

テクニカル面も用心シグナルが点灯。日足では一目均衡表の雲下で推移し、9月残り期間に弱含みのトレンドを示唆する。本稿執筆時点で、価格は先行スパンA・Bを下回り、それぞれ2.93ドル、3.04ドルが上値の抵抗帯となっている。

一目均衡表はトレンドの勢いと支持・抵抗を示す。雲下での推移は弱気圧力が強い状態で、需要の鈍化と売り圧力の強まりを意味する。

XRPにとって、同指標が示す動的な上値抵抗は、短期の上昇モメンタムを阻む壁となる。買い圧力が戻らなければ、2.78ドルまでの下値模索が続き、3ドル台の回復を阻害しかねない。

XRP Price Analysis
XRP Price Analysis 出典:TradingView

一方で、買いが強まれば反発余地もある。先行スパンAの2.93ドルを明確に上抜けば、2.99ドルを試し、さらに3.04ドルの先行スパンBを突破して上伸するシナリオも視野に入る。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

スポンサード
スポンサード