プライバシーに特化したサービスを提供するVerge(XVG)は6日までの過去5日間で145%近くの上昇を見せた。暗号資産(仮想通貨)トラッキングサイトのコインマーケットキャップによれば、XVGの過去24時間の取引量は54%上昇し、取引量ランキングは18位となった。これはカルダノ(ADA)やポリゴン(MATIC)の過去24時間の取引量を超えている。3日には時価総額が最高値を更新し1457万ドルとなっている。現在のXVGの時価総額ランキング173位。
暗号資産分析サイトSantimentの4日のツイートでは、XVGは非常に強気な傾向にあるためFOMO(取り残されることへの恐れ)による取引への警戒を促していた。本稿執筆時のXVGの価格は0.0077ドルで前日比10.45%減。
大手仮想通貨取引所バイナンスは6日、XVGの分離マージン取引を開始、4日には先物取引を開始している。Vergeは6月5日、金融業界のメッセージング(情報伝達)に関する国際規格ISO 20022に準拠したことを発表している。
- ISO 20022は金融取引に関するデータ要素とその形式、メッセージングの仕様を定義。これにより、異なる金融システム間でも、共通の言語として機能し、情報の非効率な翻訳や誤解を減らすことが可能となる。ISO 20022は、ブロックチェーンや暗号通貨との互換性も視野に入れて設計されている。
Verge(XVG)とは?
Vergeは2014年10月、Peercoin(PPC)のフォークDogeCoinDarkとしてローンチ。16年2月、リブランディングと、ドージコイン(DOGE)との区別のためにVergeと改名された。VergeのSPV(簡易的支払いの承認)という技術により、ビットコインのようにブロック承認時に全てのブロックをダウンロードする必要なく、ブロックヘッダーと呼ばれる最低限必要なデータのダウンロードで取引承認を可能とする。同プロジェクトは現在、ビットコイン(BTC)のソースコードに基づいている。
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