暗号資産交換業者Zaifの親会社である「クシム」の株価が2日連続ストップ安となっていることが4日、分かった。週刊文春ほか各メディアが同日、報じた。
クシムの株価は3日終値で168円だが、1月30日には604円だった。その後、約2週間で200円を割り、2月末には170円を割り、約70%の下落となった。
同社は2月3日、公式サイトにおいて「代物弁済に伴う連結子会社の異動(株式譲渡) および個別決算における特別利益の計上見込みに関するお知らせ」ついてのプレスリリースを発表してから、株価が急落していた。週刊文春などによれば、同事案は同社が主力とするブロックチェーンサービスおよびZaifなどの中核事業を別会社に譲渡することになっているという。
取締役による内紛が勃発か
同社内で起きている内紛が株価暴落の要因だと報じられており、同社は2月14日、同社取締役・田原弘貴氏によるインサイダー取引違反があったと公表した。また、同21日には、田原氏がクシムとフィスコ社との間で交わされた経営統合に関する情報を第三者の面前で漏洩したとしてフィスコ社から損害賠償請求を訴えられている。
3月3日には、「株主による取締役の違法行為差止仮処分命令申立てに関するお知らせ」を発表、同申立ては東京地裁に送付されており、法的措置が執り行われたことを発表している。
クシムの関連子会社である「Zaif」は2017年、暗号資産交換業として金融庁に登録。2021年時点で口座数は約34万、預かり資産額は約1536億円と公表している。取り扱い銘柄数は3日時点で24銘柄。
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