エステー、AI調香でウェルネス事業に参入=企業イメージや口コミをAIが分析

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家庭用芳香剤などで知られる消臭剤メーカー大手エステーが17日、「ウェルネス事業」への本格参入を発表した。自治体や企業の要望に合わせたアロマオイルやスプレーなどを開発する中で、企業の口コミやイメージなどをAIで分析し、それをもとに企業イメージに合わせたオリジナルのスプレーなどを展開する。

AIを活用したオリジナルのアロマスプレーを名刺に吹き付けた「香り付き名刺」などを利用することで、企業マーケティングに活かしてもらいたい考えだ。

また、自治体には、その地域を象徴する植物などを伐採などで廃棄される際に出る枝葉を再利用して地域特有の香りを商品化する。

香りのブランディングに生成AIを活用

「香りのブランディング」は、香りが記憶と結びつきやすいことから、顧客や消費者によりよい体験を提供でき、他社との差別化を図れるブランディング手法として近年、注目されている。

エステーは2022年、香り×AI×DXによるソリューションを提供する株式会社レボーンに出資。レボーンは独自開発のにおいセンサとAIを活用し、世界中のにおいデータを蓄積したにおいのデータプラットフォームを構築し、食品、環境、農業、医療などのさまざまなにおいに関する課題を解決するソリューションを提供してきた。

23年には「香りxテクノロジーのスペシャリスト集団」である株式会社コードミーをグループ会社化。同社は主にアロマテラピーの知見に基づき、データを活用した科学的なアプローチによって、香りを感じている人の脳波を計測し、そのときの感情を推定する仕組みを構築している。

そして、23年3月、プロサッカークラブ横浜FCとのコラボでは布製品に使うファブリックスプレーを開発。公式X(旧Twitter)からクラブの歴史とビジョンのデータを抽出し、横浜FCのチームカラーを想起させる「ハマブルーの香り」を作成。これはAIがテキスト情報を解析して香りで表現するという、ユニークな特許技術を活用した。

今回はさらに、それらを応用することで、ウェルネス事業に初めて進出。エステーといえば、日用品の芳香剤が主力商品だが、今後は、AIの成長とともに香り×ウェルネスで海外展開も狙う方針だ。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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