GMOインターネットグループと東京大学医科学研究所はこのほど、生成AIを活用した人間の老化細胞シグナルに関する共同研究室を同大研究室に開設した。GMOが派遣する研究員と同研究所癌防御シグナル分野の研究員とのコミュニケーションの活性化、両者のノウハウの融合と研究を加速せることが目的。
GMOと同研究所癌防御シグナル分野(中西真教授)は、中西研究室が取り組むマウスの老化細胞研究を人間に応用していくという。中西教授は、老化の原因となる老化細胞の研究において、マウスの老化細胞の除去のほか、既存の癌治療薬が老化細胞を取り除くことを発見するといった成果を挙げてきた第一人者。
これまでにマウスで証明してきた成果を、どのように人間に応用するかが研究のポイントとなるが、その際、マウスと人間の細胞内の遺伝子の機能の違いを特定し、人間の各細胞内に関する大量のデータをA解析することが必要となる。また、老化細胞の特定にはマウスと人間の細胞内の遺伝子の共通性が一般の老化細胞で見つかるのか、細胞の種類ごとに見つかるのかの解析を進めていく。
同研究所はヒトゲノム解析センタースーパーコンピューター「SHIROKANE」や高性能GPU「NVIDIA H100」搭載サーバー、GMOの生成AI技術を活用し、中西教授の研究室が保有する大量のデータの解析を進めていく。マウスと人間の遺伝子の機能の違いを特定し、AIモデルの構築とマッピングを実施することで人間の老化メカニズムの解明を目指す。

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