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アラメダリサーチがグレースケールを提訴

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アラメダリサーチは、グレイスケール社、デジタルカレンシーグループ、そしてCEOのバリー・シルバートを提訴していることを発表

昨年破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所のFTXは、昨日3月6日に同社が発表したプレスリリースで、関連会社であるアラメダリサーチがグレイスケールを訴えることを明らかにした。

同社はグレースケールが2年間で信託契約に違反し法外な手数料、約13億ドル以上を得たと主張した。また、同社はグレースケール社がビットコインとイーサリアムの信託の株式を株主に換金させないようにしていたと非難している。

アラメダはまた、グレースケールのオーナーであるデジタルカレンシーグループが信託契約と受託者の義務に違反していると主張。グレースケールが信託の株式を純資産価値の約50%割引された状態で取引することを許可したことについても非難している。

アラメダは、グレースケールの手数料体系と投資家に信託商品の株式償還を認めなかったことにより、自社の株式価値が90%低下したと主張。さらに今回の件を踏まえ、グレースケールが手数料を削減・償還に応じた場合、FTX債務者の株式は少なくとも約5億5000万ドル、つまり低下してた価値である約90%上回ると主張している。今回のこの訴訟は、主に信託と財産に関する訴訟を扱う裁判所であるデラウェア州のCourt of Chanceryに提出された。

FTXの現CEOであるジョン・J・レイ・IIIは声明にて、「我々は、FTXの顧客と債権者の価値を回収をするために、あらゆる手段を駆使していくつもりです。私たちの目標は、グレースケールの自己取引と理不尽な償還禁止によって現在抑圧されていると思われる価値を取り戻すことです。FTXの顧客と債権者、そしてグレイスケールの行為によって損害を被っている他のグレイスケール信託の投資家とともに、価値の回収の恩恵を受けるでしょう。」とコメントしている。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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