トラスティッド

アマゾン、生成系AI「Olympus」を開発中|GPT超えを見据える

4分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

概要

  • アマゾンはこのほど、大規模言語モデル(LLM)「Olympus」の開発中であると明かした
  • Olympusは2兆のパラメーターを持つとされ、現在開発中の最大級のモデルの一つになる見込み
  • Amazonは同LLMの開発に数百万ドルを投資している。開発はAlexaの元責任者であったロヒト・プラサード氏が率いている
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アマゾンはこのほど、大規模言語モデル(LLM)「Olympus」の開発中であると明かした。ロイター通信が8日、報じた。Olympusは2兆のパラメーターを持つとされ、現在開発中の最大級のモデルの一つになる見込みだ。

OpenAIのGPT-4は1兆のパラメーターを持つとされている。情報筋によればアマゾンは同LLMの開発に数百万ドルを投資している。開発はAlexaの元責任者であったロヒト・プラサード氏が率いている。アマゾンはこの件についてコメントを控えている。

  • パラメータとは、AIが学習や予測を行う際の内部の設定や調整値を指す。AIの「知識」や「経験」を形成する要素の一部

アマゾンはこれまでも「タイタン」といったモデルを訓練しており、AnthropicやAI21 LabsといったAI関連のスタートアップと提携し、Amazon Web Services(AWS)のユーザーに提供している。ターゲット層はChatGPT EnterpriseやMicrosoft Copilotと同様、企業となる見込み。Olympusのリリースに関しては、現在のところ未定だ。

同社は「会話型ショッピングエージェント」として知られる「プロジェクトナイル」を開発しており、9月にはジェネレーティブAIをAlexaスマートスピーカーに統合すると発表していた

激化するAIの覇権争い

イーロン・マスク氏が7月に設立したAI企業「xAI」は4日、同社初となる生成系AI「Grok」を発表した。早期ベータ版が終了し次第、GrokをX(旧Twitter)上で有料プランユーザーを対象に提供する。英フィナンシャルタイムズが13日に報じたところによれば、OpenAIは次世代大規模言語モデルGPT5および、人間のような汎用的な知能を持つAGI(人工汎用知能)の開発を行っている。

アップルは24年後半、新型iPhoneとiOSに生成AI技術を実装する見通しだ。iOS18および、iPadOS18ローンチで生成型AI機能の展開を見据えており、Apple Musicなどのアップル由来のアプリケーションへのAIの統合も検討されている。グーグルは10月、Google AIを搭載した新型スマートフォン「Google Pixel 8/8 Pro」の予約受付を開始。同新型スマホは同月12日より日本での一般販売が開始していた。9月には新型AI「Gemini」の初期版を限定された企業に提供したと報道されている。日系企業でもNTTやソフトバンクNECなどの大手企業が積極的に生成系AIの開発を行っている。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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