Anthropicは2四半期連続で黒字であると投資家に説明した。ただし、この黒字は次世代Claudeの開発コストを除外した場合に限る。
フィナンシャル・タイムズによると、同社は一部の支援者に対し、この数字を開示した。市場が計画中のナスダック上場を待つなかでのこと。
Anthropicの黒字発表、アマゾン手数料とトレーニングコスト除外
報道によれば、調整後営業利益は今四半期もプラス。ここからは株式報酬、すなわちAnthropicが現金ではなく研究者に支払う自社株を除外して算出している。
売上総利益率は80%超。だが、この数字は2点を計算に入れる前のもの。
- まず、Claudeの再販でアマゾンや他のパートナーが取る手数料。
- 次に、モデルのトレーニング費用。
要するに、Anthropicは既存Claudeモデルの黒字は主張しているが、次世代モデルの開発では黒字ではないと認めている。その開発資金を上場で調達する狙い。
トレーニングは単なる付随事業ではなく、新しいClaudeを生み出す本質的なプロセス。
4月、AnthropicはGoogleおよびBroadcomとの間で複数ギガワット規模のチップ供給契約を締結。クリシュナ・ラオ最高財務責任者は、これは「これまでで最も重要な演算能力投資」と述べた。
収益は十分な成長を遂げている。第2四半期の売上は115億ドルと、前年同期の14倍に。SemiAnalysisのAI主任アナリスト、ジョーイ・ブルックハート氏はこの成長自体が競争相手への障壁になると指摘した。
「もしこの利益率と成長率で走り続ければ、競合はとても太刀打ちできない」
アモデイCEO、2日前にAI開発の減速を要請
ダリオ・アモデイ最高経営責任者は、業界に減速を求める論考を土曜日に公表した。黒字決算の情報はその数日後に投資家へ伝達された。
「AIモデルの性能向上のスピードを落とす必要がある」
半導体株は翌営業日に下落。2008年住宅バブルで空売りしたマイケル・バリー氏は、このタイミングを自己利益優先と批判した。
「IPOには話題性・誇張が必要だ。『われわれは凄すぎて危険かもしれない』もその一種」
AnthropicのIPO目論見書はその試金石となる。公開書類は最終損益やトレーニングコストをすべて開示する義務があるためだ。









