海外サイバーセキュリティ会社Guardzは2日までに、macOSを狙ったマルウェア(侵入用ハッキングツール)HVNC(Hidden Virtual Network Computer)をダークWeb上で発見した。このハッキングツールによる攻撃を受けた場合、個人情報の漏洩や暗号通貨詐欺の被害が発生する恐れがある。
マルウェアHVNCは現在、Venture 13.2までのmacOSで動作するとされる。macOSを常に最新バージョンにアップデートしておく、アップル公式のApp Store以外でむやみにアプリをダウンロードしない、公共のWi-Fiを利用しない、有料VPNツールを利用するなどの対策が必要となる。
Guardz社では、サイバーセキュリティの最新動向を探る上で米OpenAIが開発する対話型生成AI「ChatGPT」を活用。ダークWebにおけるmacOSの脆弱性が判明したため、露サイバー犯罪フォーラムExploitの調査を実施した。その結果、問題とされるハッキングツールHVNCは2023年4月から利用可能で、とりわけ中小企業が所有するmacOSデバイスを標的としたマルウェアであることを明らかにした。
ハッキングツールHVNCを販売する投稿には「10万ドルの保証金」というタイトルで以下の内容が記載されている。
生涯価格6万ドルで、この脅威の主体(ハッキングツールHVNC)は永続性をサポートする。ユーザーからの許可を要求することなく実行され、リバースシェルとリモートファイルマネージャーを備え、10から13.2までの幅広いmacOSバージョンで悪意のあるツールを提供する。
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