レイヤー1(L1)ブロックチェーン「アプトス・ネットワーク(Aptos)」で19日、ネットワーク障害が発生し、5時間にわたってトランザクション処理が停止した。バイナンス、OKX、Upbitなど、アプトスの基軸通貨APT(アプトス)を取り扱う一部の取引所は、同通貨の入出金機能を一時的に停止。暗号通貨APTは国内取引所に上場していないものの、海外取引所を利用するユーザーに影響が出た。
アプトス・ネットワークは同朝、ブロック高104621314で停止。その後5時間以上、新しいブロックが生成されなかった。現在は正常に復旧している。同プロジェクトを運営するアプトス・ファウンデーションの報告によると、今回発生したネットワーク障害は、高負荷のトランザクションによるものではない。8月に実装されたコード変更が原因で、バリデーターがトランザクション処理を実行する際に問題が発生したためだという。アプトス・ネットワークは18日、メインネット稼働開始から1年を迎えており、祝福ムードに水を差すかたちとなった。
次世代L1ブロックチェーン「アプトス・ネットワーク」とは?
アプトス・ネットワークは、2022年10月18日にメインネットを開始した、次世代L1ブロックチェーン。米メタ(旧Facebook)が手がけていたDiemプロジェクトのメンバーを中心に開発され、Diemのプログラミング言語「Move」を採用。A16z(アンドリーセンホロウィッツ)など暗号資産ベンチャーキャピタルから計400億円超の資金調達に成功している。メインネット開始時、APTトークンの大型エアドロップが開催され、日本の一部ユーザーも参加していた。
暗号通貨APTはネットワーク障害が発生した19日朝、約2%下落し4.87ドルとなった(下記画像、赤丸)。その後回復し、現在価格は4.99ドル。
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