キャシー・ウッド氏が率いる著名なファンド、アーク・インベストが再び注目を集めている。今回はコインベースやサークルといった暗号資産株を売却したことが話題だ。
2025年の前半、暗号資産株は好調だったが、アークの最近の売却は、ラリーが冷める中で利益を確定している可能性を示唆している。コインベースとサークルは共に最近大幅な上昇を見せており、これらの動きのタイミングは、暗号資産株のブームが勢いを失っているのかという重要な疑問を投げかける。
アーク・インベスト、暗号資産株を売却
暗号資産市場の継続的な変動の中、2025年6月30日、アーク・インベストは、6月27日の1250万ドルの取引に続き、約4380万ドル相当のコインベース株を売却した。

コインベースに加え、6月24日以降、ファンドは41万株以上のサークル株を売却し、1億1000万ドル以上を得た。これは、6月18日の4476万ドルと6月17日の5170万ドルの売却に続くものである。
これらの動きは、コインベース株が6月に43%上昇し、S&P 500をリードしたことを背景にしている。これはステーブルコインの成長ストーリーによるものだ。一方、サークルの株価はIPO以来、約490%上昇している。
アーク・インベストはこの強い価格上昇を利用して利益を確定しているようだ。特にJPモルガン・チェースがサークルを「アンダーウェイト」に格下げし、2026年末までに株価が80ドルに下落する可能性を予測している中でのことだ。
最新の分析で、10xリサーチは2025年を「暗号資産株の初年度」と位置付けている。市場は2025年に暗号資産株のパフォーマンスが119%上昇したと記録している。

しかし、アーク・インベストの売却は警告信号となるかもしれない。アークがサークルやコインベースを売却しつつ、AMD、TSMC、Shopifyといった技術株に投資を続けていることは、より持続可能な成長セクターへの戦略的シフトを反映している。
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