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ブロックチェーンゲームの自動損益計算サービスをスタート=クリプタクト

4 mins

ヘッドライン

  • 暗号資産(仮想通貨)自動損益計算サービス「クリプタクト」がブロックチェーンOasysと連携した
  • ブロックチェーンゲーム、GameFiを含むほぼ全ての仮想通貨取引における自動損益計算が可能となった
  • ブロックチェーンゲーム内での収益源はプレイ報酬、NFTの売買など個人での管理は非常に複雑だった
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暗号資産(仮想通貨)自動損益計算サービス「クリプタクト」を開発・運営するpafin社はこのほど、ブロックチェーンゲームの自動損益計算に対応した。ゲーム特化型のブロックチェーンOasysと連携し、Oasys Hub-Layer(Layer1)およびLayer2に対応したことで実現した。

ブロックチェーンゲームで得た報酬は雑所得に分類され、所得税の課税対象となる。確定申告では、年間の損益を申告しなければならないが、BCゲーム内での収益源はプレイ報酬、NFTの売買、NFTのレンタルなど多岐にわたるため、これらの取引の詳細を個人で管理するのは困難だった。

クリプタクトはOasysのHub-layer(Layer1)、現時点で稼働しているすべてのVerse(Layer2)に対応した。これにより、ブロックチェーンゲーム、GameFiを含むほぼ全ての仮想通貨取引における自動損益計算が可能となる。同サービスは、ウォレットアドレスの入力のみでOasys上のすべてのゲームを含むDAppsでの取引履歴を自動で取り込み、損益計算を行うという。

同社が手掛けるWeb3家計簿「defitact」もOasysに対応しており、ユーザーはOasysエコシステム内で自身のポートフォリオを可視化できる。この2つのサービスを利用することで、複雑な税務処理を容易にし、ゲーム事業者の会計処理にも役立つという。   

GameFi市場でも納税の整備がすすむ

国税庁は1月、ブロックチェーンを利用したゲームに関する適切な報告および納税方法に関する新しいガイドラインを発行した。ブロックチェーンゲームで取得したゲーム内通貨は、「ブロックチェーンゲームの収入金額-ブロックチェーンゲームの必要経費」で計算され、所得税の課税対象となる。ブロックチェーンゲームで獲得した報酬は、年末に一括で評価する簡便法によって、雑所得の金額を計算して差し支えないが、それでも、確定申告時にはかなり煩雑だという指摘がある。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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