米コインベースが開発を進めるイーサリアムL2「Base(ベース)」は6日、「base.eth」へのドメイン移行の可能性についてTwitterで言及した。
ベースのドメインはもともと「base.org」だったが、ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)から取得されたオンチェーン・ドメイン「base.eth」の匿名寄附が行われたことによる。
ベースは今回、匿名の寄附者から送付されたEメールを記念としてNFT化し、配布している。記念NFT「base.org → base.eth」は1アドレスにつき1個、NFT作成販売ツール「Zora.io」で無料ミント可能。期間は13日10時までとなっており、記事執筆時点で5,820点がミントされている。
コインベースは2月にベースの開発発表を行い、記念NFT「Base, Introduced」を無料配布していた。ベース・ブロックチェーンでは新たなネットワークトークンは発行されず、イーサリアム(ETH)をネイティブトークンとして使用する予定だ。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)とは:
イーサリアム・ネーム・サービスは、「0×」で始まる複雑なイーサリアムアドレスを簡略化するサービス。「beincrypto.eth」のように識別可能なわかりやすい文字列にすることで、誤送金を防ぐメリットがある。資金の送受信が簡単になるだけでなく、コミュニティのユーザーネームとしても普及している。ENSはWeb3におけるDNS(ドメイン・ネーム・システム)とされ、ユーザーのイーサリアムアドレスだけでなくIPアドレスにも対応する。
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