米国を拠点とする暗号資産大手Coinbaseが立ち上げたイーサリアムのレイヤー2(L2)プロジェクトであるBaseが8日、Total Value Locked(TVL)で40億ドルの大台を突破した。L2Beatのデータによると、同プロジェクトのTVLは41.5億ドルに達した。
これにより、Baseは人気のArbitrum (ARB)を含む古いL2チェーンの成長を上回ることができた。
Base、TVL成長率でArbitrumとOptimismを抜く
8日午前2時(UTC)時点のL2Beatの最新データによると、BaseのTVLはネイティブミントで26.9億ドル、外部ブリッジで369万ドル、正規ブリッジで14.5億ドル。さらに、これは過去7日間だけでTVLが14%近く増加したことを意味する。
アービトラムとオプティミズム(OP)がTVL全体でL2をリードしていることに変わりはないが、ベースが急成長している。同じ7日間で、ArbitrumとOptimismのTVLはそれぞれ4.91%と8.28%の伸びにとどまっており、Baseの急成長に比べるとそれほど大きな伸びではない。
また、Baseの最新の業績は、全スケーリング・プロジェクトのTVL合計410億3000万ドルの約10%を占めている。
この成長は、いくつかの競合他社とは異なり、Baseがネイティブトークンを持っていないことを考慮すると、特に注目に値する。
最近の動向では、Baseはミームコイン活動の温床となっており、以前Solanaエコシステムで見られたような関心の急上昇に貢献している。暗号資産アナリストは、Normie (NORMIE)、Briun Armstrung (BRIUN)、bloo (BLOO)、BaseProShops (BPS)、Brett (BRETT)など、有望な時価総額と大きな成長の可能性を持ついくつかの「Baseミームコイン」を特定している。
さらに、Baseの魅力はミームコイン愛好家だけでなく、本格的なプロジェクト開発者にも及んでいる。最近、TencentやNetmarbleのような業界大手にルーツを持つWeb3ゲームプラットフォームのIskraが、Baseへの移行を発表した。
「Baseは我々の最良の選択肢である……なぜなら、Coinbaseの製品統合によりユーザーがオンチェーンするのが非常に簡単であること、そしてBaseが業界で確立された信頼できるポジションにあることだ」とIskraチームは公式声明に書いている。
その輝かしい成長にもかかわらず、Baseは、詐欺トークンの拡散などの課題を乗り越えなければならなかった。Solidus Labsは、メインネットのローンチ直後に500以上の詐欺トークンがBaseに出現し、およそ370万ドルの取引量を生み出したと報告した。
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