トラスティッド

ザ・ビートルズ”最後の新曲”、AI活用でリリース

3分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

概要

  • ザ・ビートルズの新曲「Now and Then」が日本でもリリース
  • 同曲はジョン・レノンが生前にピアノで弾き語りをしたテープをAI技術を使って完成
  • 映画監督ピーター・ジャクソンが採用したAIの音声分離処理技術を活用した
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ロック界の金字塔The Beatles(ビートルズ)の新曲「Now and Then」が2日、輸入盤CDと配信で日本でリリースされた。「Now and Then」は、ビートルズの”最後の新曲”と呼ばれるシングル。メンバーのジョン・レノン(1980年没)が70年代に録音した音源テープを人工知能(AI)によってデジタル音源化した。

現在と比べて音質の低い録音テープをどうやってシングル発売にまで漕ぎ着けたのか。経緯はこうだ。

ビートルズ、AIでレノンのボーカルをリフレッシュ

ザ・ビートルズの生き残りメンバー、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは、ジョン・レノンが70年代に書いた同名曲をリリースしたいと考えていた。95年以前にレノンの妻オノ・ヨーコ氏より受け取っていたカセットテープには、レノンが死の直前にピアノで弾き語ったものを録音したものだった。

マッカートニー、ジョージ・ハリソン(2001年没)、スターは95年、この音源をビートルズのドキュメンタリービデオ/アルバム『ザ・ビートルズ・アンソロジー』で採用しようとしたが、雑音が多く入っていることから当時の技術では使えるクオリティではなかったという。

マッカートニーは21年、映画監督ピーター・ジャクソンがメガホンを執ったドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Get Back』で開発されたAIに音声分離処理ということがあることを知り、これを「Now and Then」にも活用できると考え、同バンド最後の曲をリリースするに至った。

レコーディングでは、楽器や歌声を過去の音源からAIに学習させ、ピアノ伴奏やテープに入っていたノイズを取り除きつつ、レノンのボーカルだけを抽出した。さらに、マッカートニーとスターによる新たな演奏を加え、まさに「新曲」として、この曲を完成させたという。

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Shigeki_Mori.jpg
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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