今後のレイヤー1ブロックチェーン Berachainのプレローンチ流動性プラットフォームBoycoが29日、正式に稼働した。プラットフォームはすでに23億ドルの「プレデポジット」を集めている。
Boycoを通じて、アプリケーションは流動性プロバイダーと直接交渉できるようになった。
Boyco App、Berachainメインネット開始
Roycoプロトコルは1月28日にXでBoycoのローンチを発表した。RoycoはBerachain上のプラットフォームで、流動性市場の創出を促進し、プロトコルが流動性プロバイダーと直接交渉して流動性を確保できるようにする。
BoycoはRoycoのカスタマイズされた実装であり、Berachainのメインネットローンチをサポートするために特別に設計されている。Boycoが稼働した後、複数のユーザーがウェブサイトにアクセスできないと不満を述べた。
「Boycoのフロントエンドが非常に遅れている、FOMOが現実だ」とあるユーザーがXで書いた。
高いトラフィックがサイトをダウンさせたようだ。
「昨日の夕方、Boycoが稼働した。サーバーを最大限に活用したが、それでもトラフィックの量を維持するには不十分だった。両方のサイトが非常に遅くなった。それ以来、需要の規模に対応できるようにバックエンドを完全にオーバーホールした」とRoycoはツイートで説明した。
さらに、Boycoのウェブサイトは、Boyco単独でのロックされた総価値が1億1300万ドルを超えていることを示している。プレデポジットを含めると、その数字は最大で23億ドルに達する。
Boyco上のBerachainのネイティブトークンBERAの供給は、総供給量の2%を占める。
「プロジェクトが総BERA供給量の2%をBoycoに割り当てたことに、コミュニティはかなり驚いた。以前は1.5%と発表されていた」とあるユーザーがXで述べた。
Boycoは、分散型アプリケーション（DApps）の開発とそのメインネットの最終的なローンチの間のギャップを埋めるように設計されている。通常、ユーザーや投資家は、ブロックチェーンのメインネットが稼働するまでそのエコシステムとやり取りを始めることができない。
しかし、Boycoを使用すると、アプリケーションは事前に流動性市場を作成でき、初期段階のユーザーに資産を預けて利息を得る機会を提供する。それにもかかわらず、別のユーザーはBoycoでのプレデポジットのネットワーク手数料が「非常に高い」と不満を述べた。
別に、Berachainのメインネットのローンチに対する期待も高まっている。Berachainは、新しい「流動性証明」コンセンサスメカニズムを使用するEVMと同一のレイヤー1ブロックチェーンである。
Berachainは、23億ドルのTVLを持ち、TVLで8番目に大きなチェーンとしてランクされている。Dune Analyticsのデータによれば、すでにSui、Avalanche、Hyperliquidなどのチェーンを超えている。
また、SNSではBerachainの2月のローンチについての話題もある。Rollupの共同創設者Andyは、Xで来週早々にローンチする可能性があると投稿した。
「Berachainは間もなくローンチする。来週早々に聞いた」と彼は書いた。
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