暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパンは3月5日より、暗号資産Wrapped Bitcoin(WBTC)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)の取り扱いを開始する。
📢お知らせ
— Binance Japan🇯🇵 (@_BinanceJapan) February 27, 2024
2024年3月5日より、下記3銘柄の取り扱いを開始することを決定いたしました。$WBTC / $FIL / $SUI
これにより、取り扱い銘柄数は既存で提供する47銘柄とあわせ合計で50銘柄となります。
詳細⤵️https://t.co/Ojjwk30Mmq
同社は新規銘柄の取り扱いにより50銘柄を取り扱うこととなる。これは本稿執筆時点で国内最多の事例であり、同社は早期の100銘柄の取り扱いを目指している。対象サービスは販売所および取引所での現物取引、貸暗号資産となる。WBTCは貸暗号資産サービスの対象外となる。
Wrapped Bitcoin(WBTC)とは?
Wrapped Bitcoinは、ビットコインの価値をERC-20トークンとしてイーサリアムブロックチェーン上に標準化し、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の間で互換性を実現する仮想通貨だ。この仕組みは、異なるチェーンで発行されているビットコインとイーサリアムとの連携を可能にし、1WBTCが常に1BTCと等価であるように設計されている。
WBTCの裏にはビットコインの価値が担保として置かれており、これによりWBTCとBTCの価格連動が実現されている。暗号資産のカストディサービスを提供する企業が、ミントとバーンのプロセスを通じて供給量を調整する。これにより、1WBTCと1BTCの価格が連動する仕組みが確立されている。
ファイルコイン(FIL)とは?
ファイルコインはユーザー同士でストレージの貸し借りを行う分散型ストレージシステムに使用される仮想通貨。ファイルコインではIPFSと呼ばれる中央管理者がいない分散型のストレージシステムを採用。IPFSは、世界中のデバイスからストレージが保存可能な場所を見つけて、P2Pの分散ストレージを提供するという仕組みを採用する。Filecoinは分散型ストレージを採用しているため、データセンターのようにデータを一つの場所に集約する必要がない。そのため、高速であり、ハッキング等に対しても強いシステムを提供する。「Filecoin TL;DR」が2日に発表した年間レポートによれば、ファイルコインは分散型ストレージ市場において全プロトコルにわたる総データの99%を占める。
スイ(SUI)とは?
スイ(SUI)は、ミステンラボが開発しているレイヤー1ブロックチェーン、スイ・ネットワークのネイティブトークンだ。スイ・ブロックチェーンはメタ(旧フェスブック)のプロジェクトDiemのために開発されたプログラミング言語「ムーブ(Move)」を改良した「Sui Move」を採用しており、創設メンバーはMetaの元社員からなる。一方でMoveの採用により、スイはイーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を持たない。1秒あたりのトランザクション処理数(TPS)が最大で約30万件に到達するとされる処理能力の高さが特徴で、より多くのユーザーにWeb3体験の提供を目標に設計されている。同ネットワークは23年5月にメインネットをローンチし各種海外取引所にIEOを通じて上場していた。SUIトークン総供給量は100億枚が上限となる。
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