暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門バイナンスラボは10日までに、Curve DAO Token(CRV)に対し500万ドル(約7億2400万円)を投資した。CRVは、分散型金融(DeFi)大手プロトコルCurve Financeが発行する暗号通貨。
Curve Financeのマイケル・エゴロフ創業者兼CEOは、バイナンスが開発するEVM互換のレイヤー1ブロックチェーン「BNBチェーン」はDeFi市場で大きな存在感を示しているとし、「Curveの現在および将来の製品をブロックチェーン上に展開するのに適している」とコメント。両社は今後協業し、イーサリアム(ETH)を中心に稼働するCurve FinanceのBNBチェーン展開を目指す。
Curve Financeは7月、推定被害総額58億円のハッキング攻撃を受けていた。バイナンスラボのイー・へ最高責任者は「Curveに影響を与えた最近の出来事を踏まえ、バイナンスラボは投資と戦略的協力を通じて全面的な支援を行う」と語った。今回の出資はハッキング被害を受けたCurve Financeに対する救済措置でもあるという。
分散型取引所Curve Financeとは
Curve Financeは、2020年1月にローンチした分散型取引所(DEX)。ローンチ当初はStable Swapと呼ばれ、ステーブルコインのスワップ(交換)および流動性提供を行っていた。
DeFiアグリゲーター・プラットフォームDeFiLlamaによると、Curve FinanceのTVL(Total Value Locked:DeFiプロトコルに預けられた暗号資産の総価値)は24億3000万ドルで、DeFi市場第7位。DeFi大手プロトコルとして日本のユーザーからも高い人気を誇る。暗号通貨CRVはCurve Financeのガバナンストークンで、DeFiステーキングやコミュニティ投票に使用できる。
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