ナスダック上場の暗号資産企業Bit Digitalは、これまでのビットコイン中心の事業から転換し、イーサリアムへのコミットメントを深めている。
7月25日に米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類によれば、同社は普通株式の認可資本を3億4000万株から10億株に大幅に増やすことを提案している。
ビットデジタル、イーサリアム準備金拡大のため1000万ドル調達を提案
提出書類によると、新たな資本は主にイーサリアムの取得に資金を提供する予定。同社は約1000万ドルの資金調達を目指しており、株主投票は9月10日に予定されている。
また、提案された株式発行による収益は、合併・買収、従業員報酬、配当分配、一般的な運営を含む広範な企業イニシアチブを支援することが明らかにされた。
Bit Digitalは、現在の株式資本構造が、特にイーサリアムを中心とした長期成長戦略に沿ったスケールアップ能力を制限していると考えている。
この提案は、同社の戦略的方向性の劇的な変化を反映している。かつてビットコインのマイニング事業で知られていたBit Digitalは、今やイーサリアムを主要な財務資産と見なしている。
7月初め、同社は保有する280ビットコインを売却し、約1億7200万ドルをイーサリアムの保有量増加に再配分した。
この動きにより、Bit Digitalのイーサリアム残高は24,434 ETHから100,600 ETHを超えるまで急増した。さらに7月18日に19,683 ETHを追加購入し、合計で約120,306 ETHに達した。
これにより、同社はSharpLinkやBitMineに次ぐトップ10のイーサリアム財務保有者の一つとなった。これらの企業は合計で230万ETH以上を保有し、その価値は約90億ドルに達する。
それにもかかわらず、Bit Digitalの積極的な蓄積戦略は、同社のイーサリアムの将来に対する信念の高まりを示している。
“ETHは資本の増価とネイティブな利回りの希少な組み合わせを提供でき、機関投資家にとっての巨人となり得る。その価値は強力なオンチェーンユーティリティとグローバルな開発者コミュニティによって強化されている。他の資産、特にBTCは、そのエコシステムの深さと内在する収益可能性に匹敵しない。”とBit Digitalは述べた。
イーサリアムの蓄積に加えて、同社は積極的に保有資産をステーキングし、イーサリアムのバリデーターを運営しており、財務を利回りを生む資産基盤に変えている。
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