オンチェーン探偵のZachXBTは、インドの暗号資産取引所Bitbnsが2月に750万ドルのハッキングに遭った件について、同取引所が 「システムメンテナンス 」として偽装していたと主張している。
ビーインクリプト(BeInCrypto)はこの疑惑について、Bitbnsの最高経営責任者(CEO)であるGaurav Dahake氏にコンタクトし(状況を尋ねた)。それによると、Dahake氏は、ZachXBTには連絡を取ったとし、Ask me Anything(AMA)セッションでさらに明らかにすると述べたとのことである。
ハッカーはトルネードキャッシュを使用
Bitbnsが「システムメンテナンス」のためにシャットダウンした際に、同時にホットウォレット大きな引き出しがあったとのことである。この大きな出金は、ウォレット 「0x4960」 ー 「0x24f3」間で起きた。(これについては)Twitterユーザーの同取引所へのカスタマーサポートのツイートが、0x4960がBitbnsのホットウォレットであったことを証明している。
明らかなことは、0x24f3がウォレット0x4895に資金を送り、トルネードキャッシュ(Tornado Cash)を使って同資金が引き出されていることである。資金は0x4895から100イーサリアム(ETH)のバッチで昨年から引き出されている。その最新のトランザクションは今年2月28日で、3ETH分とされている。

注目すべき点は、Bitbnsがハッキングのおよそ1週間後に(システム)契約をV3にアップグレードしたことだ。暗号資産コミュニティは、アップグレードの理由を疑問視している。
CEOは大きな影響はないと明言
上記Dahake氏は、最終的にウォレットが侵害されたことをAMAセッションで認めたものの、一方でシステムメンテナンスとV3へのアップグレードが重なったと述べている。また、ハッキングの報告については、調査が完了した時点で共有したいとしている。
加えて、同CEOは同事件後でもユーザーは資金を引き出せたことを明らかにした。しかしこれに反して、一部のユーザーはBitbnsのINR出金窓口のスクリーンショットを保存しており、そこには、出金処理が 「30~60営業日以上 」で行われることが記載されているとのことである。
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