ビットコイン価格は現在8万4000ドル付近を推移し、2026年1月以来の高値圏。ただ、BTCがこの水準を維持し10万ドルへのブレイクアウトにつながるかは不透明。

暗号資産アナリストのベンジャミン・カウエン氏によれば、注目すべきはビットコインの週足終値である。8万2000ドル超での力強い週足終値となれば、ブレイクアウトが確認される可能性。反対にこの水準を下回ると、再びフェイクブレイクに終わる可能性。

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注:週足終値は一時的な価格急騰を除外する指標として用いられる。トレーダーにとっては、1回の乱高下よりも強いシグナルとみなされる傾向。

今週、ビットコイン価格は2026年5月の高値を上回った 出典: X/@benjamincowen
今週、ビットコイン価格は2026年5月の高値を上回った 出典: X/@benjamincowen

ビットコインのブレイクアウトは依然として大きな試練

カウエン氏は、8万2500ドル付近の5月高値を週足で上回れば、ビットコインが本格的なブルマーケット入りしたとみる投資家が増えると指摘。

この水準を再び下回る場合、ブレイクアウトはすぐに反転する「ヒゲ」として終わる恐れがある。

マクロ経済の環境は、その試練をより困難にしている。10年物米国債利回りは水曜日に5%を突破し、19年ぶりの高水準となった。

また、9月の速報PMIデータもエコノミスト予想を大きく上回った。

利回りの上昇は、ビットコインのようなリスク資産の魅力を低下させる要因となる。

エキスパート・カウンシル

“I’m trying to be less deterministic about these outcomes… For breakout traders, I think the weekly candle is worth watching closely for either confirmation of the breakout or a failed move back into the range, particularly with rates rising into a supply shock.”

ビットコインはもはや予測困難

この慎重な姿勢には理由がある。カウエン氏は、直近で10月のサイクルボトム予想が現状にそぐわないことを認めたばかり。

足元では、ビットコインの次の動きを予測するよりも、議論の決着点となる水準がどこかを重視していると言う。

トレーダーのミハエル・ファン・デ・ポッペ氏も現状は不透明と見ている。同氏は、最近の調整がすでに終了した可能性があるとしつつ、8万1000ドル付近への再下落の可能性も残ると述べた。

今週の終値が、ビットコインのブレイクアウト成否を判断する上で、これまでで最も明確な答えをもたらす可能性がある。

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