Cboeグローバルマーケッツ社は、ビットコインの現物価格に連動した初の現金決済型指数オプションを導入する計画を発表した。
CboeのビットコインETFオプションは12月2日にデビューし、米国上場の現物ビットコインETFを追跡するETF指数に基づくものである。
ビットコインETFオプション、機関投資家からの関心続く
この展開は、ナスダックがビットコインETFオプションを上場した直後に行われ、投資家がビットコインの価格変動を予測したり、デリバティブを通じてリスクを管理したりすることを可能にするものである。
Sponsoredオプションや先物を含む暗号資産デリバティブは、規制上の障害のため、伝統的に米国外で取引されてきた。
しかし、暗号資産の採用に対する需要の増加と好意的な姿勢が、主要な米国取引所にこの分野での提供を拡大させている。
「現金決済のユニークな利点と、さまざまな指数サイズやFLEXオプションの利用可能性が、顧客に取引戦略の柔軟性を提供することを期待している」とCboeはプレスリリースで述べた。
今週初め、グレースケールがこの流れに加わり、GBTCとBTCミニETFのオプション取引を開始した。一方、ブラックロックのIBITオプション取引は初日に記録を樹立し、4億2500万ドル以上の取引が行われた。
全体として、現物ビットコインETFは大きな注目を集め続けており、すべてのマイニングされたビットコインの5.33%を占めている。ビットコインの価格は3月と11月にピークを迎え、40億ドルのETF流入があり、ETF需要と価格の蓄積との強い関連性を示している。
「オプションはエコシステムを拡大し、より多くのトレーダーを巻き込み、流動性をもたらしている。流動性は大物を引き寄せる餌である。したがって、オプションの利用可能性の出現により、ETF自体を使用する機関が増えるはずだ」とETFアナリストのエリック・バルチュナスは最近のポッドキャストで述べた。
ビットコインETFの取引量は今月初めに72億2千万ドルを超え、規制の明確化に対する楽観的な見方により増加した。イーサリアムETFも2億9500万ドルの流入を記録し、ブラックロックやフィデリティなどの企業が主導する機関投資家の関心によって促進された。
ブラックロックのビットコインETFは、運用資産が400億ドルに達し、その支配力をさらに強化した。この急成長により、IBITは世界のETFの上位1%に入ることになった。
ブラックロックは1日で約9,000ビットコインを積極的に取得し、そのETFの市場での地位をさらに高めた。
この一連の展開は、伝統的な金融市場内での暗号資産製品の受け入れが進んでいることを示しており、機関投資家の関心がビットコインとイーサリアムETFの前例のない成長を促進している。
