ビットコイン(BTC)現物投資信託(ETF)の米国証券取引委員会(SEC)による承認が迫っているかもしれない。提出手続きに精通する関係者によると、29日の提出期限を守った発行者は、1月10日までに、早まれば現地時間の2日または3日にSECからETFの承認または否認の判断を受ける可能性がある。ロイター通信が31日に報じた。
ビットコイン現物ETFは31日現在、14社がSECによる承認を目指しているところだ。SECは24年初めのビットコイン現物に連動するETFのローンチに向けて、29日までに最終変更を提出を求めていた。SECは1月10日までにアークと21シェアーズの共同提案を承認するかを決定する予定で、多くの発行体はSECがその期限までの数日間に複数の申請を同時に承認するとみてている。関係者によると、期限を守らなければ1月上旬の承認に含まれない。
If they notify issuers on Tuesday that means they must have written up (or at least mentally committed to) the approval last week (bc they aren’t working on a wknd) which was in 2023. Just some food for thought for @ToddRosenbluth 😝
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) December 30, 2023
ブルームバーグシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は31日、「SECが2日または3日に発行者に通知するということは、週末には業務をしていないため、少なくとも年内に決断を下していることを意味するかもしれない」と語った。
ビットコインETFは過去10年で、市場操作や投資家保護不足を理由にSECは複数回拒否されてきた。承認されている暗号通貨ETFはビットコインとイーサリアムの先物契約に限定されている。ロイター通信に対してSECはコメントを返していない。
金融大手ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)ETF部門のグローバルヘッドを務めるショーン・マクニンチ氏によれば、ビットコインETFは今後10年で30兆ドル規模の巨大市場に成長する見込みだ。
ビットコイン価格はETF承認でどう動く?
クリプトクアントは28日、ビットコインETFの承認が市場に売り圧力を加速させる可能性があるとの見解を示した。同レポートによれば、ビットコインのETFの承認が市場に売り圧力を加速させ、ビットコインの価格は3万2000ドルまで低下する可能性がある。これらはマイナーおよび、投資家の含み益の状態の分析からなる。
当社最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏は29日、ビットコインマイナーが過去24時間で3,000BTC以上を売却し、約1億2900万ドルに達したことを指摘。この大規模な売りはBTCの価格に影響を及ぼす可能性があるとした。同氏は以前にも、暗号資産市場の「噂は買い、ニュースは売り」のパターンは、ETF承認が一時的な上昇をもたらし、その後下落することが多いため、注意が必要だとしていた。
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