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ビットスタンプ、グローバル展開に向け資金調達|日本進出の可能性も

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欧州に拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所ビットスタンプが8日、6月下旬からグローバル展開に向けた資金調達を開始していたことが明らかとなった。ブルームバーグが報じた。調達した資金をもとに、2024年までに欧州地域でデリバティブ取引を開始するほか、アジアおよび英国でサービス提供を拡大する予定。Bitstampがアジア市場に進出する場合、韓国のほか日本、香港など東アジア市場への進出が考えられる。

ビットスタンプは2011年にスロベキアで創業された老舗取引所。2013年4月に拠点を英国に移し、2016年にはルクセンブルク大公国から正式な認可を得るなど、EU圏内で初めて合法的に営業ライセンスを取得した暗号資産交換業者として有名。2018年には韓国の投資会社NXMHによって買収され、当時からグローバル展開の計画が示されていた。

現在、ビットスタンプは暗号資産トラッキングサイトCoinMarketCapが独自に提供する取引所ランキングで7位に位置し、直近24時間の取引高は約1億1900万ドルを記録。

ビットスタンプのジャン=バティスト・グラフティオーCEOは、「ビットスタンプを積極的に売却するつもりはない」とし、個人および機関投資家向けのサービス拡大のため、資金調達を行っていると述べた。ビットスタンプを巡っては、米リップルXRP)が23年第1四半期に同社の株式を少数取得している。この取引については、ビットスタンプのアドバイザーを務める暗号資産投資会社ギャラクシー・デジタル・ホールディングスのマイケル・ノヴォグラッツCEOが主導した。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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