トラスティッド

BounceBitとブラックロック、先駆的構造化利回り商品を発表=RWAと暗号資産が融合する次世代金融

3分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

概要

  • BounceBitがBlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)を活用した初の構造化利回り戦略を実行した
  • BUIDLは、ブラックロックが運用し総資産20億ドル超を誇るトークン化された短期米国債ファンド
  • 同商品の構造では、アービトラージによる年率約20%の利回りと、BUIDL が本来持つ約4.25%の米国債利回りを組み合わせることで、合計で最大約24%の実効APY(年利換算利回り)を実現する
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CeDeFiインフラストラクチャ・プラットフォームのBounceBitは20日、BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)を活用した初の構造化利回り戦略を成功裏に実行した。

同社は現実資産(RWA)の暗号資産金融への統合において新たなマイルストーンを打ち立てた。同戦略はBounceBitのトレジャリー管理フレームワークを強化すると同時に、今後リリース予定の製品群「BB Prime」の概念実証として機能する。

このRWA資産を基盤とした初の構造化投資商品では、BUIDL を革新的に活用している。BUIDLは、ブラックロックが運用し総資産20億ドル超を誇るトークン化された短期米国債ファンド。

適格デジタル証券プラットフォームである Securitize を通じてトークン化され、SEC(米国証券取引委員会)規制下のブローカー・ディーラーである Securitize Markets, LLC によって販売されている。投資家は法規制を遵守しながら、ドル建ての利回りを得ることが可能。

同戦略の中核を担うのが、BUIDLを担保に用いて実行する3カ月間のデルタニュートラル・アービトラージ戦略(BTC先物のベーシス取引とオプション取引)。同商品の構造では、アービトラージによる年率約20%の利回りと、BUIDL が本来持つ約4.25%の米国債利回りを組み合わせることで、合計で最大約24%の実効APY(年利換算利回り)を実現する。

従来のステーブルコイン担保型戦略と比較して、基礎担保の資本効率が大幅に改善される点が大きな特徴だ。

BounceBitの創業者兼CEOであるジャック・ルー氏は「これにより、従来の金融市場から得られる利回りと暗号資産におけるアービトラージの収益を同時に享受できる初めての機会が生まれました。世界的に著名な資産運用会社と協業することで、CeDeFiインフラによるRWAの活用方法を再構築し、西側基準の資産とアジアのダイナミックなトレーディング環境を結びつけることを目指しています」と語っている。

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大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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