中国とロシア主導のBRICSは5日、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンベースの決済システム構築を発表した。BRICs諸国が米ドルに対する依存度を低減しようと積極的に取り組んでいる時期に行われたもの。
露外交官ユーリー・ウシャコフ氏はタス通信に対し、デジタル技術とブロックチェーンを活用したBRICS独自の決済システムの創設が重要な目標だと語った。「主な目標は、政府、一般市民、企業にとって便利で、コスト効率が良く、政治から自由であることを確保することだ」とウシャコフ氏は強調した。
同決済システムの主な目的はBRICS加盟国の米ドル依存を減らし、通貨危機時に相互支援を提供する予備通貨アレンジメント(CRA)を発展させること。CRAは、国際通貨基金(IMF)に対抗するものと見なされている。BRICS国のリーダーたちは、米ドル以外の通貨を使用し、安全な国際取引を支えるための銀行間ネットワークを強化することに同意。「CRAの開発は、特に米ドル以外の通貨の使用に焦点を当てられている」とウシャコフ氏は語った。
一方、IMFのクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事は1月、ビットコインのような仮想通貨は伝統的な意味での「マネー」には当たらないと表明した。BRICSは1月1日、エジプト、エチオピア、サウジアラビア、UAE、イランの加入を受け入れ、人口や原油生産量などでG7の経済規模を超えるに至っている。
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