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ビットコイン価格、短期では価格修正見込まれるも中長期では強気姿勢を堅持

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更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • ビットコイン(BTC)は16日現在、5万1808ドルで取引されており、14日に日本円で史上最高値を更新するも上昇は一服したもよう
  • 当社ニュース部門の最高責任者であるアリ・マーチン氏は16日、トレンドの反転点を予測するテクニカル指標のTD Sequentialがビットコイン日足チャートにおいて売りシグナルを提示し、1〜4日程度の価格の修正を予測した
  • QCPキャピタルが15日レポートで、今週だけで、4月から12月に満期を迎える6万ドルから8万ドルの契約に約1000万ドルが投じられたと明かした。これらの流れを背景に、BTCは3月末までに過去最高値を更新する可能性があると主張した
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ビットコイン(BTC)は16日現在、5万1808ドルで取引されており、14日に日本円で史上最高値を更新するも上昇は一服したようだ。アナリストら短期での調整に警鐘を鳴らすも中長期では一貫した強気の分析結果を示した。

当社ニュース部門の最高責任者であるアリ・マーチン氏は16日、トレンドの反転点を予測するテクニカル指標のTD Sequentialがビットコイン日足チャートにおいて売りシグナルを提示し、1〜4日程度の価格の修正を予測した。同氏はこの指標が2023年12月以降に示した売買シグナルは全て機能したと主張した。On-Chain College氏は、グラスノードの短期保有者モメンタム指標を引き合いに、ビッコインがモメンタム状態にある事から「勢いに逆らわないように」と強調した

クリプトクアントの認定アナリスト、Onchain Edge氏は15日、ビットコインが15万ドルに達する可能性がある2つのシナリオについて分析した。市場の参加者が保有するビットコインの未実現利益または損失の割合を示す指標であるNet unrealized profits and lossesは、19年の市場ピーク時に見られた0.54レベルに近い現在値0.49を記録し、多くの参加者が利益を享受していると示唆。ビットコインマイナーの収益性を測る指標であるPuell Multipleは1.83に達し、19年の抵抗レベルである2.05にまだ達していないことから、市場にはさらなる上昇の余地があると示した。加えてビットコインのオープンインタレストは上昇を続け、21年初頭のラリー時と同様の水準に達している。しかし、オープンインタレストの増加が徐々に進んでおり、21年に見られたような急激なピークはまだ発生していない点が異なるとした。同社のキ・ヨン・ジュCEOは14日、自身のXでビットコイン価格は2024年内に最低でも5万5000ドル、そして最高値は11万2000ドルを記録すると予測した

ビットコインは半減期に向けたラリーに入っているかもしれない

暗号資産取引所ビットフィネックスのジャグ・コーナーデリバティブ部門代表は報道関係者に対し、現在のラリーは過去のビットコイン上昇サイクルで観察された傾向であり、一般的に半減期の約8週間前に始まると説明。さらに、前週にビットコインがスポットETF流入により兆ドル資産としての地位を再確立したことが、価格を前サイクル高値以上に押し上げる可能性があると付け加えた。ブルームバーグのアナリストエリック・バルチュナス氏によれば、ブラックロックが提供するIBITは13日、上場23取引日で資産総額が50億ドルを超え、ETF全体の上位7%に入る規模となったと述べた

中期目線で強気のオプション取引が観測される

QCPキャピタルが15日レポートで、ビットコインの5万ドル突破を現物ETFからの日々1000-1300 BTCの流入によるものと指摘した。同社は現物流入に加え、大量のBTCコールオプション購入があったと主張。今週だけで、4月から12月に満期を迎える6万ドルから8万ドルの契約に約1000万ドルが投じられたと明かした。これらの流れを背景に、BTCは3月末までに過去最高値を更新する可能性があると主張した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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