ビットコイン(BTC)価格は11日、9日に更新した市場最高値を再び上回り7万1000ドル台へと上昇した。コイングラスによれば過去24時間で1億2600万ドルのポジションが清算された。

暗号資産分析会社クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOは同日、今回のビットコインの上昇相場は機関投資家からの資金流入により大きな価格調整を迎えずに上昇が継続していると指摘した。暗号資産リサーチプラットフォームのトークンメトリックスによれば、ビットコインが7万5000ドルに到達した場合、100億ドルのショートポジションが清算されると指摘した。
ビットコインの上昇は1月に市場デビューを果たした現物上場信託(ETF)からの資金流入が起因しており、IBITを提供する最大手資産運用会社ブラックロックは同日、米ビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジーの保有するBTC枚数を突破し、本稿執筆時点で19万6000BTCを保有している。機関投資家のみならず著名投資家からの注目も集めており、アメリカのパーシング・スクエア・キャピタルCEO、ビル・アックマン氏は同日、ビットコインの購入検討を示唆するシナリオを概説した。
最高値を更新したBTCは今上昇サイクルに入っているのか?
WHERE ARE WE IN THIS CYCLE?
— CryptoVizArt.₿ | ZiCast 🎙 (@CryptoVizArt) March 10, 2024
Looking at the cyclical capital rotation between new and old investors (by comparing the realized cap (capital) held by <1 month-holders 🟥 against the 1-2 years-holders 🟦), we can spot the top-heavy intervals in the cycle.
Historically, the… https://t.co/BpMkX42JNS pic.twitter.com/TORHipKrhy
グラスノードのシニアリサーチャーCryptoVizArt.₿氏によれば、ビットコイン市場における新旧投資家間の資本循環についての分析から、市場サイクル内の現在位置を把握できると示唆する。実現済み資本に注目し、1か月未満の保有者(赤)と1〜2年保有者(青)の間で比較することで、サイクル内の重要な時期を特定している。歴史的には、1ヶ月未満の短期保有者がビットコインエコシステム内の総流動資本の53%〜66%を占めていたが、現在は1か月未満の保有者は総実現済み資本の26%を、一方で1〜2年保有者(青)は11%を保持している。同氏はこのような資本の配分は、17年から18年、20年から21年の間顕著に見られたと述べた。
著名なビットコインアナリスト、ウィリー・ウー氏は5日時点で、ビットコインマクロインデックスのレジスタンスとなっている水準を突破すると更なる上昇が見込めると示唆していた。クリプトクアントリサーチ部長のジュリオ・モネロ氏は2月末時点で、ビットコインへの新規資本流入の観点から、サイクルは始まったばかりであると語っていた。
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