BTCが年初来最高値を更新、昨年8月以来の24000ドル代へと回帰
BTCは昨日より急騰を続け、昨年2022年8月以来の25000ドル付近をタッチする非常に大きなパンプを見せた。下記のcoinglassのデータによると$140M近くのショートスクイーズが発生し価格が急騰。年初から50%弱の上昇が発生している。
一方で上記のCryptoQuantの提供するデータにあるように、BTCの現物の主要取引所への大きな流入は見られておらず、2枚目のデータで見て取れるように、デリバティブ取引のボラティリティから生まれた上昇あることが上記データからも伺える。
BTCの急騰の背景に見られたBTCの近況
下記ツイートのデータから見れるように、最近ではOrdinalのユースケースが急増しており、このユースケースの増加によりBTCのホルダー数が増加することで価格の上昇に関与しているのではないか分析できる。
Ordinals ProtocolはBitcoin Coreの元コントリビューターのCasey Rodarmor氏によって設計されたプロトコルである。ネットワークの安全性と効率性を高めるBTCのソフトフォークのTaprootより採用された機能を利用している。Ordinalsは1ビットコインの1億分の1を表すサトシ(sats)にデータを記録することでサイドチェーンやレイヤー2などを介さずして、NFTなどのデータをビットコインブロックチェーンに保存している。
このOrdinalsのユースケースの急増はSECによるステーキングに対する見解およびステーブルコインの不安定な状況も関与しているのではないかと言えるだろう。
実際に上記データのようにビットコインのアドレス数はATHを記録。更にBTCのドミナンスは今回の上昇と共に急騰している。ETHや他のPoSチェーン、そしてステーブルコインに対し不安感が出てきているマーケット状況に反応するようにBTCの様々なデータが上昇傾向にあることが見られる。今後のSECの意向によって、アルトコインおよび、ステーブルコインにどのような影響を与えるのか、そしてBTCの上昇にどのように関与していくのかを要注目だ。
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