ビットコイン価格(BTC)は14日現在、3万6486ドルで取引されており、前日比で1.13%減・過去7日比で5.14%増となっている。ビットコイン価格は先週、3万8000ドル台付近に一時回帰するも上昇は一服。アナリストらはビットコイン価格が調整に入るとの見立てを示した。
#Bitcoin has found stable support around $36,400, but if this level breaks, the next critical demand zones for $BTC are at $34,300 and $30,200. pic.twitter.com/5yY6fwbVq3
— Ali (@ali_charts) November 14, 2023
当社最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏は「ビットコイン価格は約3万6400ドルで安定したレンジを形成しているが、抵抗帯を下抜けると、次の重要なレジスタンスは3万4300ドル・3万200ドルになるだろう」との見解を示した。
当社オン・チェーンアナリスト、イブラハム・アジバデ氏は、市場は現在、先月のインフレ数値307.79を僅かに上回る307.81の消費者物価指数(CPI)を予測しており、これに対しビットコイン投資家は慎重な姿勢を取っていると指摘。クリプトクアントによると、取引所のBTC準備金は3万BTC増加。市場供給に約11億ドルの影響を与える可能性がある。取引所準備金の増加は通常、短期売却の機会を探す投資家の弱気のシグナルとされている。
同氏はビットコイン価格の先行きは、3万5000ドルのサポートレベルに大きく依存していると主張。グローバルIn/Out of the Money(GIOM)データによれば、同サポートレベルの重要性を示している。このサポートレベルを下回れば、価格は3万3000ドルに後退する可能性がある。3万8000ドルを回復すれば、強気派が市場を再び牽引するも、3万7900ドルで購入した123万人の保有者が早期に売却すれば、価格は再び後退する可能性が高いと分析した。
Into the Blockのデータによると、ビットコインの大口投資家の活動が減少している。12日の10万ドル以上の大口取引は1万2430件と大幅に減少。同氏は「減少は大口投資家が慎重な姿勢をとっており、特に消費者物価指数(CPI)データ公表を前にビットコインに対して中立的な立場を取っていることを示している」との見解を示した。
ビットコインETFの動向に過剰な期待か
ビットコインETFの承認見込みが高まりながら、JPモルガンは暗号資産市場の最近の上昇に懐疑的だ。同社は先週のレポートで新資本が市場に流入するより、既存の資本が他の暗号資産関連商品からETFに移動する可能性が高いと指摘。その一方で、SECに対する暗号資産業界の勝利が大幅な規制緩和につながるとは限らないと述べた。
資産管理会社ユーロパックのチーフエコノミスト兼グローバルストラテジストのピーター・シフ氏は「噂で買って事実で売った場合、利益を得ることはできないだろう。ビットコインETFが承認される前に価格は下落するだろう」と語った。同氏はビットコインへの懐疑派として知られる。
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