ビットコインETF、承認見据えた会合終わる|大手金融機関の参入相次ぐ

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ヘッドライン

  • 米国証券取引委員会(SEC)取引市場部門のスタッフ弁護士は3日、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、シカゴ・オプション取引所の役員と会合を行った
  • 業界関係者によると、SECは取引所に19b-4申請の改訂と最終化を要求している
  • ETFストアのネイト・ゲラシ代表は4日、JPモルガンがブラックロックに加えグレイスケールのAPとして参加を試みていると指摘した
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FOXビジネスの報道によると、米国証券取引委員会(SEC)取引市場部門の常勤弁護士は3日、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、シカゴ・オプション取引所の役員と会合を行った。

同会合は、ビットコイン現物取引投資信託ETF)のSEC承認が近いと兆候と見られている。業界関係者によると、SECは取引所に19b-4申請の改訂と最終化を要求している。最終決定は未定だが、情報源はSECが現地時間5日に発行者に承認を通知し、取引は来週にも開始されると予測している。ETFアナリストと発行者は、10日までにSECの有利な決定が下されると見ている。

  • 19b-4申請とは、米国証券取引委員会(SEC)に対し、証券取引所が新しい規則や変更を承認するための提出書類である
  • EDGARは米国証券取引委員会(SEC)が運営する電子情報収集システムで、公開企業が提出する財務報告書や関連文書を公開し、投資家や市場分析家のアクセスが可能

SECの広報担当者は、「委員会が登録声明を有効と宣言すれば、EDGARに反映される。19b-4の命令はウェブサイトに掲載後、連邦登録簿に公開される」と説明した。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は4日、「承認や延期を拒否するつもりがない場合には、おそらく行わないことがある。類似の情報を耳にしているが、更新された最終版の19b-4が提出されると承認が迫っている兆候となる。SECは発行者とオフラインでやり取りを行い、19b-4を洗練させており、S-1のように何度も再提出するのではない」と語った

ゴールドマンサックスもビットコインETFに参入か

報道関係者によればゴールドマン・サックスはビットコインETFで重要な役割を担う可能性がある。情報筋によると、同社はブラックロックとグレイスケールが申請したアメリカのビットコインETFの指定参加者(AP)になる交渉を行っている。APはETF業界で重要な役割を果たし、商品が原資産価格に連動することを保証する。

JPモルガン、ジェーン・ストリート、キャンター・フィッツジェラルドなど大手金融機関はこのほど、複数のビットコインETFのAPを引き受けることが発表された。ETFストアのネイト・ゲラシ代表は4日、JPモルガンがブラックロックに加えグレイスケールのAPとして参加を試みていると指摘。さらに多くの企業がAPとして参入することが予想され、一部の関係者は最終的に各ビットコインETFで5~10社がAPになると見ている。

ETF承認を織り込んだマーケットに大打撃|約30億ドルの清算

ビットコイン価格は3日、暗号資産市場の30億ドル近くのロングポジションの清算を受け急落。一時4万800ドル台まで急落した。同急落とともにアルトコインも軒並み急落した。

暗号資産事業を行うMatrixportは3日のレポートで3日のレポートではSECが必要な重要な要件がまだ満たされておらず、24年第2四半期までには満たされる可能性があるが、1月の申請はすべて拒否されると予測。同社はSECの延期または却下があれば、ビットコイン価格は3万6000から3万8000ドルに急落する可能性があるとした。このほかにもアナリストらがビットコインETFの承認後の価格動向に警戒感を示していた

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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