コインベースがERC-20トークン（イーサリアムネットワーク）上でサークル社のEUROCを取り扱い開始した
大手中央集権型取引所のコインベース（Coinbase）は米ドル連動型ステーブルコイン、USDCを提供する米サークル社（Circle）の提供するユーロ連動型ステーブルコインであるEUROCがイーサリアムネットワーク（ECR-20トークン）上で取り扱いを開始することを発表した。今回コインベースではEUROCを実験的資産に分類している。この実験的資産は取引において特に制限等はないが、価格変動や、流動性の減少などのリスクを理解した上での取引が必要になるとのことだ。EUROCは、サークルによって担保化された準備銀行での現金（ユーロ担保準備金）を通じてユーロに1対1でペッグされたステーブルコインである。
取引開始は流動性に関する条件が満たされている場合、2023年2月22日午前9時（太平洋標準時）以降により開始されている。また、取引ペア取り扱いの開始の目処は十分な供給が確立された後に、EUROC-USD、そしてEUROC-EURの取引ペアの取引が段階的に開始されるツイートで発表している。
CoinGeckoによると、EUROCの現在の時価総額は3,390万ドルであり、時価総額を持つテザーのEURTの2億1800万ドルと比較して、低い。コインベースの取り扱い開始によりEUROCとEURTの流動性および、時価総額にどのような影響があるのか今後のユーロステーブルコイン市場に注目である。
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