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欧州最大のデジタル投資会社の収益が97%減少

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記事 Harsh Notariya

ヘッドライン

  • コインシェアーズの利益が対前年比97%急落
  • 同社がFTXから資金回収できるかは不明
  • CEOは機関投資家の暗号資産への参入増加を予測
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欧州最大のデジタル資産取引・投資グループであるコインシェアーズ(CoinShares)は、同社の収益急落は破綻したFTXに原因があると非難した。

同グループは今週火曜日に第4四半期報告書を発表し、同ファンドの包括利益総額が97%以上急落したことを明らかにした。2021年の収益は1億1,340万ポンド(約1億3,600万ドル)だったが、2022年にはわずか300万ポンド(約360万ドル)にまで暴落した。

インベストペディアによると、包括利益とは純利益に同期間の未実現利益(または損失)の値を加えたものである。

同社の売上高も2021年の8,080万ポンド(9,600万ドル)から2022年の5,150万ポンド(6,200万ドル)へと36%近く減少している。

FTXの破綻の影響は、ヘッジファンドにも及んでいる。例えば、ガロアヘッジファンドは今月20日、業務停止を発表した。

出所: コインシェアーズ第4四半期決算

コインシェアーズは、2022年第3四半期は黒字だったが、当時提携関係にあったFTXに約3,100万ドルを預け入れていた(回収予定時期は不明)。

CEOは今後の見通しを楽観

コインシェアーズのCEOであるジャン・マリー・モネッティ(Jean-Marie Mognetti)氏は、市場の混乱にもかかわらず、同社が財務的に強固であるとの見方を崩していない。同氏はまた、同社がナスダック・ストックホルムに上場し、2022年を成功裏に終えたと結論づけている。

モネッティCEOは、次のビットコイン半減期が来る前に、より多くの機関投資家が暗号資産を追求することになると予測している。同氏はさらに「2023年は業界にとって、そして結果としてコインシェアーズにとっても、再編、統合、発展の年になるだろう。欧州、米国、英国での規制が施行される2024年後半には、機関投資家の参入が予想される。また、それは次のビットコインの半減サイクルとも重なる」と記している。

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Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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