ビットコインと暗号資産(仮想通貨)市場の復活により、新たな”億り人”が誕生した。過去1年間で、すべての発行済み暗号通貨の総価値は170%急騰し、市場に約1兆6000億ドルが追加された。これは、米国でビットコインのスポット上場投資信託(ETF)が合法化されたことが大きな要因となっている。
この驚異的な成長により、ビットコインは3月に史上最高値の7万3000ドルまで押し上げられ、新たな億万長者が誕生した。
暗号資産、ビットコインの”億り人”17人
世界の”億り人”の新しいリストによると、暗号通貨によって億万長者の地位を獲得した個人の数が大幅に増加していることが明らかになった。前年の9人から今年は少なくとも17人で、50%近く増加したことになる。
これらの暗号資産家の総資産は930億ドルに上る。この富は暗号資産、株式保有、個人資産におよび、昨年報告された370億ドルから大幅に飛躍した。
バイナンスの創業者で元CEOのチャンポン・ジャオ被告は、このエリート集団の頂点に君臨している。米国のマネーロンダリング容疑に対する有罪答弁などの法廷闘争にもかかわらず、ジャオ被告の推定純資産は105億ドルから330億ドルに急増し、今年の傑出した暗号資産家となった。
こうしたサクセスストーリーはジャオ被告以外にも広がっている。MicroStrategyのマイケル・セイラー氏とCoinbaseの ブライアン・アームストロング氏は、株価の高騰により、それぞれ44億ドルと112億ドルに膨れ上がった。
両社とも、デジタル通貨への関心の高まりを反映し、過去12ヶ月で株価が4倍に上昇した。
今年のリストには、ジャンカルロ・デヴァシーニ、パオロ・アルドイノ、ジャン=ルイ・ヴァン・デル・ヴェルデ、スチュアート・ホーグナーといった新参者も加わっており、物議を醸しながらも高い利益を上げているステーブルコイン発行会社テザーの中心人物である。ウィンクルボス・ツインズ、ベンチャーキャピタリストのティム・ドレイパー、リップル共同創業者のジェド・マッカレブなど、暗号資産市場のベテラン勢も、市場の強気転換に後押しされ、引き続き目立っている。
暗号資産とビットコインの億万長者のトップリストは以下の通り:
- チャンポン・ジャオ
- ブライアン・アームストロング
- ジャンカルロ・デヴァシーニ
- マイケル・セイラー
- パオロ・アルドイノ
- ジャン・ルイ・ファン・デル・ヴェルデ
- クリス・ラーセン
- フレッド・エルサム
- マシュー・ロザック
- ジェド・マッカレブ
- タイラー・ウィンクルヴォス
- キャメロン・ウィンクルヴォス
- マイク・ノヴォグラッツ
- スチュアート・ヘグナー
- ティム・ドレイパー
- ジョー・ラウ
- ニキル・ヴィスワナサン
暗号資産の億万長者増加の物語は、このセクターの急速な進化と世界金融システムの再構築における新たな役割を反映している。
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