暗号資産関連3社のビットディア(BTDR)、フォワード・インダストリーズ(FWDI)、ビット・デジタル(BTBT)が今週、四半期決算を発表する。いずれも大幅な赤字決算が続く状況だ。
3社はビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)といった主要トークンへのエクスポージャーを持つ。いずれの暗号資産も前四半期に下落し、多額の評価損が発生した模様。決算を通じて損失の深刻度が明らかになる見通し。
1. ビットディア(BTDR)
ビットディアは週明け月曜日に決算を公表する。米国市場の開場前となる8月10日月曜日7時(米東部時間)に2026年第2四半期の決算を発表予定。
ビットディアは第1四半期に1億5950万ドルの純損失を計上した。暗号資産価格の低迷が重しとなった。一方で収益は前年同期比で増加し、1億8890万ドルとなった。調整後EBITDAは1440万ドルでプラスを維持。
今期決算発表は、株価好調の最中に行われる。BTDR株は第2四半期に約83%上昇し、同時期に14.08%下落したビットコインを大きく上回るパフォーマンス。
同社のマイニング生産量も急増している。6月の生産量は990BTCと、前年同月比388%増となった。さらにビットディアはAIインフラ事業にも注力を続けている。
6月にはノルウェーのTydal AIデータセンターでコロケーションリース契約を締結。同時にカナダ・アルバータ州で新施設の建設を開始した。
2. フォワード・インダストリーズ(FWDI)
フォワード・インダストリーズは水曜日に2026年度第3四半期決算を公表する。第2四半期にはソラナ関連の減損により、2億8310万ドルの純損失を計上。一方、売上高は前年同期比で4倍超増加し、1300万ドルとなった。
同社はすでに第3四半期にソラナを50万SOL以上、平均約79ドルで取得したことを公表している。これでソラナ保有高は755万SOLへ増大。追加取得がフォワード株価の上昇要因となった。
ただしその一方で、フォワードは3社の中で唯一、4月から6月にかけて約5%下落した。ソラナの下落幅は約11.4%で、株価の下げは限定的だった。
3. ビット・デジタル(BTBT)
ビット・デジタルは木曜日の米市場開始前に決算を発表する。イーサリアムトレジャリー運営企業である同社は、前四半期のイーサリアム価格の下落で1億4670万ドルの純損失を計上。デジタル資産関連の損失は1億2110万ドルが占めた。
売上高は13.6%減の2790万ドルとなり、保有イーサリアムは約15万5444ETH。一方、ビット・デジタル株は第2四半期に約37%上昇。イーサリアムの25.3%下落と逆行した動きとなった。
今回発表される3社の決算は、共通のテーマを映し出す。いずれの企業も、前四半期に価格下落した暗号資産を保有している。決算は評価損が業績にどの程度影響したかを示すものとなる。
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