中央集権型取引所(CEX)の日次取引高は4日、2020年11月以来の低水準に落ち込んでいることが観測された。暗号資産(仮想通貨)アナリストのなかには、現在の市況は割安感が高まっており、暗号通貨を買い増しする絶好の機会と見る専門家もいる。
海外暗号資産アナリストのAylo氏は4日、X(旧ツイッター)で暗号資産市場について自身の見解を示した。中央集権型取引所における取引量減少が続き、暗号資産デリバティブの建玉数および取引高も低迷しているものの、2018年から19年の弱気相場と状況が似通っており、資産を買い増しする好機であるとした。
歴史的に見れば今はチャンスだ。過去にも賢明な投資家は、出来高と金利の低迷期に暗号通貨を購入し(その後の強気相場で)大きな利益を上げてきた。
Aylo氏X(旧ツイッター)
CEXに続き暗号資産ファンドも低迷|直近7週間で3億ドル超の資金流出
資産運用最大手ブラックロックをはじめとする、現物型ビットコインETF(上場投資信託)の承認が強気相場の契機となる可能性は十分あるが、現時点で市場の動きはほぼ見られない。
米暗号資産運用会社コインシェアーズの最新報告によると、暗号資産ファンドにおいて直近7週間の流出総額が3億4200万ドルに達した。過去1週間の資金フローについて、ビットコインのファンドは380万ドルの資金流入が観測された一方、ビットコイン・ショートファンドは330万ドルの資金流出。これは19週連続の純流出となる。イーサリアム(ETH)のファンドは860万ドル、ポリゴン(MATIC)のファンドは320万ドルの純流出となっている。
米暗号資産アナリストのWill Clemente氏は5日、ビットコイン価格について、前回の弱気相場の底にあたる2020年第1四半期と同様、下値を試す展開となる可能性があるとコメント。ビットコインは今後、2万ドル台前半に向かう可能性があり、その時がビットコインを買い増しする好機との見解を示した。
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