SNSを悪用した暗号資産詐欺が1日、兵庫県と福島県で発覚した。いずれも被害額は個人で1000万円を超え、社会問題となりつつある。
福島・郡山警察署は1日、同市在住の60代女性が4月30日までに、インスタグラムで知り合った資産家を名乗る男から投資話を持ちかけられ、1030万円相当の暗号資産をだまし取られ捜査中と発表した。
犯人は、インスタグラムで繋がった後、LINEに誘導、確実に利益が出るとする偽サイトアプリをダウンロードするよう話を持ちかけた。女性は指示の通りに暗号資産1030万円相当を送信したが、先月、利益を引き出そうとすると、「元本と収益を引き出すにはお金を払う必要がある」と言われ、同署に相談した。
また、兵庫・赤穂市では、70代の男性がSNSを通じて知り合った女に、1573万円相当の暗号資産をだまし取られたという。兵庫県警赤穂署によれば、この男性は3月中旬、女性名を名乗る相手とSNSで知り合った。SNS上でやりとりする中で「暗号資産を保有すれば利益が出る」などと投資を勧められ、女が指定する偽の運用サイトに、約1573万円相当の暗号資産を送金した。その後、保有資産を確認しようとしたところサイト上に、資産が表示されず、同署に被害届を出した。
いずれのケースもロマンス詐欺と複合した暗号資産詐欺で、近年は暗号資産保有率が増えている日本国内において被害額が大きくなっている。50〜70代の暗号資産投資初心者が狙われるケースが相次いでおり、暗号資産投資家は注意が必要だ。
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