先週は暗号資産の取引活動が目に見えて増加し、世界の暗号資産時価総額は約3%上昇した。
市場全体のセンチメントが改善し、エコシステムのアップデートが相次ぐなか、投資家はこの流れの恩恵を受け得る関連株に目を向けている。
HIVEデジタルテクノロジーズ(HIVE)
Sponsoredビットコインマイナーの株価は金曜日の終値で2.66ドルと、前日比7.33%安。水準自体は低いが、2025年8月の生産実績が堅調だったため、今週の注目銘柄に挙げられる。
9月8日の発表によれば、同社は8月に247BTCを生産し、7月の203BTCから22%増。日次平均は8BTCを維持し、平均ハッシュレートは16.3EH/s、ピーク時には18.1EH/sに達した。
本日のプレマーケットでは2.75ドルで推移。需給が引き締まれば、2.96ドルを試す展開もある。
一方で、需要が弱ければ2.55ドル割れのリスクもある。
Digi Power X(DGXX)
Sponsored Sponsored金曜日の終値は2.48ドルで、10.22%高。力強い上昇とDigi Power Inc.の主要マイルストーンを背景に、週初の物色対象となりそうだ。
2025年9月4日、同社は完全子会社US Data Centers, Inc.が、旗艦のモジュラーAI対応データセンタープラットフォーム「ARMS 200」について、ANSI/TIA-942-C-2024の「TIA-942 Ready」基準に基づくTier 3認証を正式取得したと発表した。
認証は2025年8月26日の独立監査を経てEPI Certification Pte Ltd.が発行。ARMS 200がデータセンターデザインの国際基準に照らし、レジリエンス、信頼性、コンプライアンスの要件を満たすことを確認した。
この進展で、Digi Power XはAI対応インフラの有力プレーヤーとしての地位を強め、投資家の関心を集めている。
DGXXは寄り付き後に大きく動く可能性がある。
買いが膨らめば2.55ドルを上抜き、2.95ドルを目指す展開も視野に入る。
逆に、買いが続かなければ2.15ドル割れの下押しも想定される。
ギャラクシー・デジタル(GLXY)
金曜日の終値は23.49ドルで3%高。投資家の関心が再び高まっている。
Sponsored Sponsored主因は、同社が主要ブロックチェーン上で初めてSEC登録の公開株式をトークン化すると発表した点にある。
ギャラクシーはSuperstateと提携し、株主がGLXY株をオンチェーンでトークン化して保有できる仕組みを整える。公開株をブロックチェーンネイティブの形で扱えるようにする取り組みで、デジタル資産分野のイノベーションと位置づけられる。
Sponsoredプレマーケットでは23.34ドルで推移。買いが強まれば、GLXYは25.59ドルへの上値追いも見込める。
一方で、需要が鈍れば22.26ドルを下回る可能性がある。