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暗号資産の冬 -「ソラナスペース」閉鎖へ

5 mins
記事 Harsh Notariya

ヘッドライン

  • ソラナストアには、これまで75,000人以上が訪問
  • 創業者はソラナスペースより「DRiP NFT」を優先
  • ソラナストアは2月28日まで営業
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暗号資産の冬の犠牲者 - 75,000人以上を迎えたソラナのグッズストア「ソラナスペース」が閉鎖

2022年7月、ソラナスペース(Solana Spaces)というプロジェクトのもと、暗号資産ビギナーを対象に、最初はニューヨークで、続いてマイアミで小売店舗がオープンした。同店舗では、来店者に対し、ソラナグッズと、ファントム(Phantom)ウォレットをセットアップするためのプライベートブースが用意された。また、ファントムへのオンボーディングプロセスとして、非代替性トークン(NFT)も無料で提供していた。

加えて、ソラナスペースでは、プレイ・ツー・アーン(遊んで稼ぐ)のアプリ「STEPN」やNFTマーケットプレイス「Magic Edens」といったプラットフォームに関するチュートリアルを提示していた。これらは、ソラナスペースの創業者による、インリアルライフ(IRL)ストアを世界中に拡大するという構想に基づいていた。しかし、本日、創業者のTwitterでソラナスペースの終了が発表された。

ソラーナスペース創業者、コミュニティに最後の来店を呼びかけ

創業者のノービー(Norby)氏は、ソラナIRLストアにこれまで75,000人以上を迎え入れてきたが、(最終的に)店舗閉鎖の決断を下した。これは、同創業者が、オンボードユーザーを取り込むため、無料のNFT製品であるDRiPに専念したいからとのことである。

ノービー氏は、ストアでは1週間に500~1,000人が利用していたが、DRiPは毎日同じくらいの人数が利用していると書いている。しかし、彼は、ソラナIRLストアというミッションを潰したくはないとし、もし誰かが後を引き継いでくれるなら、ソフトウェアとブランドをオープンソースにしたいとも語っている。

最後に、ノービー創業者は、オフラインのストアで、閉店の日までソラナグッズを手に取るよう人々に呼びかけている。

ソラナは、(昨年の)FTXグループの崩壊以来、苦境に立たされている。元FTX創業者のサム・バンクマン-フリードは、(当時)彼の会社グループが(ソラナの)総供給量の最大比率を占めていたため、ソラナエコシステムの強力な支援者の1人となっていた。暗号資産市場全体は2022年11月の暴落から回復しているが、ソラナ価格はまだ30%近くも下落している。

SOLUSDT、KUCOIN、出所:トレーディングビュー

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Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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