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CryptoGPTが13.3億円を調達、評価額は333億円に

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ゼロ知識証明(ZK)レイヤー2ブロックチェーンCryptoGPTは10日、約13.3億円(1000万ドル)の資金調達に成功した。暗号通貨(仮想通貨)市場メーカーDWF Labsが主導したシリーズAラウンドにて評価額は約333億円(2億5000万ドル)に達した。

共同創設者デジャン・エルジャCTOによると、今回の資金調達の収益は現在の22人の開発チームの拡大、そしてアジア市場での地域的存在感を構築するために使用されるとのこと。しかし、エルジャCTOによると、DWF Labsは現時点で総額のうち、わずか42万ドルしか投資しておらず、残りの投資はトークンエコノミクスで解説したスケジュールに従い、285日間にわたって行われる。

さらに、DWF LabsはCryptoGPTのGPTトークンの市場メーカーになることを公表。エルジャ氏は、「この取引は、CryptoGPTが我々のブックで積極的な市場メーカーになることを主な目的としている」と述べた。

市場メーカーとは、市場の流動性を提供する企業や個人を指す。市場メーカーは、売買価格において一定の差(スプレッド)を維持し、取引の対象となるトークンを買い取ったり、売却したりして、需要と供給のバランスを維持する。

CryptoGPTはこのほど、Web3に特化したAIアシスタント「Alex」を発表した。同サービスは開発中で、データを収集、暗号化、転送するためのAIエンジン。CryptoGPTは3月、DAO Makerを通じたトークンラウンドにて、約4億円(300万ドル)の資金を調達している。今後は2023年第3四半期にCryptoGPTメインネットを立ち上げる予定。その後には、企業が暗号化されたデータをAIアプリケーションにアクセスして利用できるようにする「Data-to-AI Engine」をリリースが予定されている。

CryptoGPTとは?

CryptoGPTは、ゼロ知識(ZK)レイヤー2のブロックチェーンをベースにした人工知能(AI)に焦点を当てた暗号通貨プロジェクト。CryptoGPTでは、ユーザーと商用アプリケーション間のデータ転送にゼロ知識証明の技術を使用している。CryptoGPTでは、ユーザーが生成するデータを収益化するためのAIサービスを提供。ユーザーは、これらのアプリを使用中に、好みや行動などの一部のデータをCryptoGPTが収集することが可能。これら情報は、企業が人工知能モデルの訓練を目的に市場で購入される。ユーザーは、データを共有する代わりに収益を得ることができる。加えて、オーナーのアクティビティデータを保存するNFTの提供も計画している。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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