暗号資産(仮想通貨)ダイ(DAI)は8月、時価総額を9億ドル(約1450億円)伸ばし、現在53億5000万ドルに達している。この間、時価総額の上昇率は20%を記録した。同コインを運営する分散型金融(DeFi)大手MakerDAOが、DAIをロックすると受け取れる金利「DAI Savings Rate(DSR:DAI貯蓄率)」の利回りを最大8%に引き上げ、ユーザーが多数流入したことが要因として挙げられる。
DAIについては、国内取引所GMOコインおよびコインチェックで取り扱いがある。ユーザーは取引所経由でDAIを購入後、メタマスク(MetaMask)などのウォレットに送金し、Sparkプロトコル公式サイトにウォレットを接続するとDAIの利回りサービスを利用できる。なお、日本居住のユーザーも同サービスを利用可能。

MakerDAOは5月、DAIに特化したレンディングサービス「Sparkプロトコル」をローンチ。同プラットフォームを通じてDAIの利回りサービスを提供していた。当初、DAI貯蓄率は最大3.19%だったが、引き上げ案について7月にコミュニティ投票を実施。その後Sparkプロトコルでは、7日よりDAI貯蓄率を最大8%に上方修正。直後からDAIの需要が活性化し、同コインの時価総額は上昇していた。
一方、利上げによって支払利息が膨らみ利益が低下する可能性も指摘もされ、20日から利回りを最大5%へ引き下げていた。現在、Sparkプロトコル上のDAI預入額は11億枚とピーク時の15億枚から約26.5%減少している。
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