音楽制作会社インビジと多目的スペースを手掛けるリットーミュージックは12月6日、ワークショップ「音楽未来人教養講座」を東京・御茶ノ水で開催する。今回で12回目。
同ワークショップでは、SONIC DAOの砂金優介代表とゼレック社・今村優希代表が、NFTやブロックチェーンとは何なのかといった基礎解説から、音楽とWeb3技術を掛け合わせた成功事例などを語る。砂金氏は音楽プラットフォーム「SONIC DAO」でETHGlobal Tokyo MetaMask賞、テレビ朝日ミュージック賞を受賞するなどの実績から、デジタル、アート、ビジネスの融合などについても語る。
イベントでは、実際にDAO(特定のオーナーが存在しなくても事業やプロジェクトでも推進できる分散型自律組織)コミュニティを立ち上げ、音楽の制作、著作権管理から利益の分配までを擬似体験するミニワークショップも実施する。実際の技術を体感すことで、自身の作品にどう応用できるか、また自身の音楽ビジネスの未来について感覚的に掴める機会となるだろう。
Web2の搾取に悩むクリエイターたち
Spotifyなどのミュージック・アプリによるサブスクリプションでは高い収益が上げられないなど、音楽業界は現在、”収益システム”のあやふやさに苦しむクリエイター、アーティストが続出している。従来のようなテレビ、ラジオ、CDといった媒体の衰退や、SNSや動画配信サービスなどで簡単にデジタルコピー、シェアされてしまうことなどが主な原因となっている。
クリエイター自身が収益を上げられる仕組みを持つ必要性が高まっており、このような現状を打破するため、BUMP OF CHICKEN、サカナクションといったアーティストを抱える「HIP LAND MUSIC」が2022年、日本初の音楽DAO「FRIENDSHIP.DAO」を立ち上げた。
とはいえ、DAOが現在、音楽業界のメインストリームになっているわけではなく、挑戦はこれからだ。その間、Web2の仕組みによって、事実上搾取され続けるクリエイターたちがどう乗り越えるかが課題となるが、同イベントのようなWeb3技術に対し、どう向き合っていくか、学ぶかが鍵となるだろう。
同イベントの概要は以下の通り。
- タイトル:「音楽未来人教養講座」”NFTで音楽を所有する”
直感的理解を探る web3での表現者として生き残っていくために
日時:12月6日(水)19時~
- ※アーカイブ映像あり
- 会場:RITTOR BASE(JR中央線/JR総武線 御茶ノ水駅より徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅より徒歩3分、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅より徒歩3分)
■チケット料金:リアル参加券:3,300円、オンライン視聴券:2,200円
申込方法:「RITTOR BASE」Peatixより https://miraijin-12.peatix.com/
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