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DeFillama、トークン発行をめぐりチーム分裂か

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DeFi総合サイトであるDefiLllamaが運営方針を巡りチーム内で分裂騒動

DeFi(分散型金融)総合サイトであるDefiLllamaが運営方針を巡りチーム内で分裂騒動を起こしている。DeFiLlamaは、2020年10月頃にdefillama.comで開設されており、リストアップし、それらのプロジェクトにロックされた仮想通貨(暗号資産)の総量を表示するリーダーボードを提供している。

この騒動を巡って、コアメンバーであり、GithubにあるDefiLlamaのアプリのトップクラスの貢献者の一人である0xngmi氏は昨日19日、新たなプラットフォームである「Lhama.Fi」を開始したことを明らかにしている。今回の分裂の発端となったのは、同社の創業者の1人である0xLlam4が社員の支持なしで独自トークンの発行開始を計画していることだ。

同社は今月19日、1月初旬に立ち上げたDEXアグリゲーターの取引高が約6,600億円(50億ドル)に達したことを発表し、トークンエアドロップを仄めかすツイートをしていた。0xLlam4氏はDefiLlamaのウェブサイトとTwitterアカウントを管理しているため、0xngmi氏を含む他のメンバーは動向を直接阻止することはできない。また、0xLlam4氏のTwitterのプロフィールは現在非公開であり、ほとんど公の場で発言しないため、話題の独自トークンをいつ公開するのかについても明らかになっていない。

今回の件を受け、0xngmi氏は、「現在、DefiLlamaは敵対的買収を受けています。また、我々の意思を尊重しない独自トークンの発行が進行中です。私たちはこの一件に関わりたくないのです。ドメインとツイッターを管理している者がDefillamaトークン発行を進めていますが、Defillamaチームメンバーは発行を望んでいないのです。代わりにLlama.Fiを使ってください!(一部抜粋)」とツイート。

別のメンバーであるTendeeno氏は、0xngmi氏の発言は正当なものだと述べ、0xLlam4氏が個人でトークンを立ち上げようとしていると主張。さらにTendeeno氏は0xngmi氏が給与に責任を持ち、チームを率いており重要責任者であることを強調し、改めて今回の一件の方針が独断で行われていることを示唆した。

今回の件に関してDefiLlamaの親会社であるLlama Corp.は、「敵対的買収」が進行していることを否定しており、0xngmiの行動は独立したものであると主張している。また、llama.fiはチームの過半数の支持を得ているようですが、defillama.comが2年以上運営されていることから、このサイトがユーザー獲得を成功できるかどうかは不明である。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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