IT大手DeNA(ディー・エヌ・エー)は15日、ブロックチェーン技術を活用したマルチプレイ早押しクイズゲーム「trivia.tech(トリビアテック)」の提供を開始した。同ゲームは、PWA(Progressive Web Apps)を採用したモバイルWebアプリで提供され、プレイヤーは26種類のNFTを集めることが目標となる。
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— trivia.tech | DeNA (@triviatech_gg) January 15, 2024
On-chain multiplayer quiz game on mobile designed with innovative gamified minting experience for Web3 lovers.
Enjoy on your smartphone, it's free
Play👉 https://t.co/CDXCg3AcSD#triviatech pic.twitter.com/QTMwkyfUi5
- PWA(Progressive Web Apps)は、従来のWeb技術を用いながら、ネイティブアプリのようなユーザーエクスペリエンスを提供するWebアプリケーション。オフラインでも動作し、高速でレスポンシブ、デバイスの機能を活用する特徴がある。
「trivia.tech」は、A~Zまでの26問のクイズに早押しで回答することで、最も早く正解したプレイヤーがアルファベットの文字が描かれたNFTをミントできる仕組みだ。プレイヤーは、Web3の概念やプロジェクト、人物に関する4択の問題に回答し、最速で正解を選ぶことが求められる。クイズに正解してNFTがミントされるか、制限時間が過ぎると次の問題に移行する。A~Zの26種類のNFTを全て集めることがゲームクリアの条件で、同じアルファベットのNFTは一度ミントしたら二度目はできない。
Baseチェーン上で展開され無料でアクセス可能
サービスは2月29日までの期間限定で提供され、100人のプレイヤーがゲームをクリアすると終了する。プレイヤーはブロックチェーン上で公開された共通のロジックのもと、公平にクイズを楽しむことができる。
コインベースが主導するレイヤー2チェーンのBase上で展開される「trivia.tech」は、基本無料でアクセス可能であり、モバイルウォレットアプリ(MetaMask、Coinbase Walletなど)を使ってログインする。「trivia.tech」は、ブロックチェーンの特性を活かしたモバイル特化型サービスであり、将来的にはミントしたNFTを活用した新ゲームやサービスの開発も進められる。今後は英語版もローンチされる。
Product Ownerの島岡秀知氏は報道関係者に対し、「ゲームのロジックやユーザーデータをブロックチェーン上で管理し、フロントエンド以外をブロックチェーンが担う。この方式により、運営の自律性とユーザー主導のゲームプレイが可能となる」と説明。Baseチェーンを選んだ理由としては、イーサリアムレイヤー2としての性能や消費者のUXを重視した設計を挙げた。
同社は23年10月、NFT詐欺に遭わないためのリテラシーを学習し、NFTによって修学を証明できるサービス「NFTリテラシー検定」を開始していた。NFTリテラシー検定は、NFTおよび関連するウォレットのルールを学ぶほか、詐欺事例の把握や検定形式のテストを受けられるサービス。
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