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続報:テラ創業者ド・クォン容疑者、モンテネグロ警察が逮捕

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暗号資産(仮想通貨)テラ(Terra:LUNA)およびテラUSD(UST)を運営するテラフォームラボ(TFL)の創設者兼CEOド・クォン容疑者が23日、モンテネグロ警察に逮捕された。マンハッタン米連邦検察当局は同日、クォン容疑者を詐欺罪で訴追したと発表した

モンテネグロのフィリップ・アドフジッチ内務大臣のツイートによると、クォン容疑者は「偽造文書」を所持し、首都ポドゴリツァ空港で止められたという。インターポールによれば、同容疑者が入国したベルギーの書類は偽造されており、地元警察は2人から3台のパソコンと5台の携帯電話を押収した。その後、韓国国家通信社・聯合ニュースは、韓国国家警察庁(KNPA)が指紋認証で同氏の身元を確認したと報道。さらに、TFL従業員で同氏の側近であるハン容疑者も拘束された。韓国検察当局は、モンテネグロ当局とともに韓国送還に向けた協議を開始する。

クォン容疑者、米検察当局から不正行為に関する刑事告発を受ける

マンハッタン連邦検察当局は逮捕から数時間後、クォン容疑者を詐欺罪を含む合計8つの罪で訴追したことを発表。連邦検察当局はニューヨークへの引き渡しを求めると述べた。報道関係者によると、同容疑者の米国弁護士であるマーク・カリファノ氏からのコメントは現在のところ出ていない。

検察当局の訴状は、「クォン容疑者は、TFLが発行する暗号通貨の保有者を欺くことを目的に、虚偽の陳述と市場操作により、USTの価格の安定性を確保するとされるアルゴリズムメカニズムを通じて購入者を欺いた。」とした。さらに同容疑者が数年にわたり、テレビ出演やTFLに関するプロモーションを通して、「真実でない、誤解を招くような記述」を数多く行ったと主張している。

今後、米国または韓国のどちらが身柄の引き渡しを受けるのかが注目されている。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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