ウォール・ストリート・ジャーナルがこのほど報じたところによれば、今月後半に出版される起業家のイーロン・マスク氏のTwitter(現X)の買収に関する伝記で、同氏がミームコインのドージコイン(DOGE)に対し出資を行っていたことが綴られるという。
同誌によれば、マスク氏がドージコインの開発に資金提供しており、XではDOGEを用いた支払い機能も考慮されているという。同氏の提案により、ツイッターのロゴが「青い鳥」からドージコインの「柴犬」のロゴに変更されたことを受け、DOGEは4月に一時35%近くの上昇を見せていた。加えて同誌では、ツイッターの買収にあたって破産した暗号資産取引所FTXの元CEOサムバンクマンフリード被告が共同買収に向けマスク氏に交渉を行なっていたことも明らかになっている。
一方、同氏はDOGEコインに対する発言をめぐって5月31日、投資家らからインサイダー取引の疑いで告発を受けていた。ドージコインを操作し、投資家たちに何十億ドルもの損失をもたらしたとするこの訴えは、集団訴訟として提起されていた。一方でマスク氏は5月23日、CEOカウンシル・サミットにて「ドージコインに全財産を賭けるようなことは勧めない」と投資家に対して忠告。同氏はドージコインへの過剰な投資を奨励していないとしながらも、「最高のユーモアがあり、犬であるためドージコインはお気に入りだ」と投資を行う際の注意喚起を行なっている。
X(旧Twitter)では生体認証情報や学歴・職歴などの情報を取集へ
ソーシャルネットワークのX(旧ツイッター)はこのほど発表した新しいプライバシーポリシーで、生体情報の収集を行う方針を示した。同社は新たなポリシーで、「ユーザーの同意に基づいて、Xは安全およびセキュリティーの確保や、身元確認を目的にユーザーの生体情報の収集や使用を行う可能性がある」と説明。プレミアムユーザーには生体認証が提供される予定で、身元を確認する追加の手段として、政府が発行したIDと画像の送信が可能なオプションが用意されるとのこと。同社はユーザーからの職歴や学歴情報も収集する予定で、新しく加えられたこの項目は、29日まで有効な現行のポリシーでは言及されていない。
同社はこれまで通貨送金業者ライセンスを含む決済ライセンスの獲得や投資プラットフォームのeToroとの提携を行ってきた。Twitterの買収の数日前には、同氏は「ブロックチェーンを基盤にした、支払い機能も備えた新しいソーシャルメディア企業が必要だ」と発言していた。
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