米有力ビジネス誌のFortune（フォーチュン）が報じたところによると、起業家のイーロン・マスク氏は23日、CEOカウンシル・サミットにて「ドージコイン（DOGE）に全財産を賭けるようなことは勧めない」と投資家に対して忠告した。
マスク氏は同会議で、ドージコインへの過剰な投資を奨励していないとしながらも、「最高のユーモアがあり、犬であるためドージコインはお気に入りだ」と述べた。
ドージコインは4月3日、ツイッターのロゴが「青い鳥」からドージコインの「柴犬」のロゴに変更されたことを受け35％近くの上昇を見せるなど、マスク氏の動向に関連して同通貨の価格は乱高下した。
しかし、マスク氏のドージコインへの言及をめぐっては、「ピラミッドスキームを操作していた」として投資家から約34兆円の賠償の支払いを求める訴訟に発展。3月31日には原告側の申し立てを却下する要請をしていた。
ドージコインは2013年末にビットコインをベースにローンチされた暗号通貨。最初のミームコインとして知られる。暗号通貨トラッキングサイトのコインマーケットキャップによるとDOGEの時価総額は100億ドル近くに上る。マスク氏のお気に入りの暗号通貨として知られており、同氏は自身を「Dogefather」と称している。現在、DOGEは日足3％安、ピーク比90.2％安の0.071ドルで推移している。
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